【訃報】長山泰介氏

 専門用語研究会の事務局を長らくお引き受けいただき、情報知識学会との架け橋になっていただいた
長山泰介氏(91歳)が8月27日に御逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

 長山泰介さんは、1917年鹿児島で生まれ、1941年東京帝国大学工学部を卒業、国立国会図書館を経て、
1956年創立間もない日本原子力研究所に入り、以降、一貫して情報ドクメンテーションの活動に従事されました。
国際原子力機関が主催する国際原子力情報システムの創設にあたり日本側委員として大きな貢献を果たされました。
1972年に財団法人日本医薬情報センターに移り、医薬情報の流通に努力したほか、茨城キリスト教短大の教授に就任して
後進の教育に務めるなどの事績を重ねられました。専門用語について早くから関心をもたれ、オーストリアのガリンスキー氏との
交友を通じて、ターミノロジーの国際活動を日本に紹介、専門用語研究会の設立に寄与されました。
最近は玉川上水自然道を歩く会などの運動にも関心をもっておられ、活動の中心となって活躍されておりました。

 長山さんの著作は多数ありますが「久我山風土記」は久我山の本屋さんでベストセラーになったと嬉しそうに話されていたのが
昨日のことのように思い出されます。小学生を持つ母親に「夏休みの宿題が楽になったと感謝された」と笑って話されていました。

 ここ数年は専門用語シンポジウムに参加するのも難しく「来年こそ出席してください」と話していましたが叶わぬ夢となりました。

 最後になりますが、ご葬儀は8月30日に世田谷で執り行われたことを申し添えます。

合掌

(2008 年 9 月 28 日 長田孝治、仲本秀四郎、戸塚隆哉 記)

[写真: 2004年4月春日にて]

最終更新日: 2011-01-02 (日) 21:39:49

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