メールマガジン 59 号

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☆★☆ 情報知識学会 メールマガジン ☆★☆ 2012.8.30 ☆★ No.59

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 8月号 C O N T E N T S (目次)
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 ◇◆常務理事会より◆◇
 ◇◆理事会より◆◇
 ◇◆情報知識学フォーラムのお知らせ◆◇
 ◇◆シニア部会卓話会◆◇
 ◇◆情報知識学会関西部会◆◇
 ◇◆学術情報 XML 推進協議会結成について◆◇
 ◇◆関連団体行事のご案内◆◇

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 ◇◆常務理事会より◆◇
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◆常務理事会の開催報告◆

情報知識学会 平成24年度 第2回常務理事会議事録
日時:2012年7月23日(月) 18:00〜20:30
場所:情報知識学会事務所(凸版印刷(株)内)
出席:石塚、長塚、原田、芦野、江草、岡本、小川、田良島、根岸
議事:
1)学会誌カラー印刷費用の件
 芦野編集委員長より、採択決定論文の著者から図1件のカラー印刷要望が
あったこと、印刷所からはカラー印刷を行う頁はオンデマンド印刷で差込
印刷となる旨の返事ありとの報告があった。
検討の結果、さしあたり著者負担を頁当り5万円とし、著者の要望を確認し
て本体の印刷を試みることとした。なお、フォーラム特集号で写真等のカ
ラー印刷要望が出た場合は学会負担で行う方針とした。
2)第17回情報知識学フォーラム準備状況
 梶川実行委員長が都合が悪いため、江草実行委員より状況報告。
フォーラム題目:震災の記憶・記録とアーカイブ、
日時:11月4日(日)10時〜17時、懇親会も行う。場所:東大本郷仮予約済み。
開催趣旨、プログラム(案)を作成。講演依頼:梶川委員長より各講師に依
頼中。学会Webページ等で広報を開始とのこと。意欲的な内容であり、盛会
を期待したい。
 なお、会長より、慣例に則してフォーラム実行委員長を理事に任命する
べく、定款第24条2項により、電子メールによる持ち回り形式理事会によっ
て承認を求めたいとの提案があり、常務理事会は同提案を了承。

報告事項:
1)事務局から次の3点の報告があり、了承された。
・正会員等を増やす必要があるため、7月23日現在の種類別会員数を資料に
付けた。
・例年と同じく、人文科学とコンピュータシンポジウムの実行委員会から
学会に後援の要請があり、後援の返事を出した。
・会長が変わったことに伴う対外事務手続きのため、前例に則して、平成
24年度総会議事録の役員選挙結果報告の所に「会長は根岸正光先生から石
塚英弘先生に引き継ぐ」の一行を追加して対外手続きの際に使用したい。
2)江草常務理事より、学会のWebサーバのバックアップを取る必要が生じた
ため、高久理事にその件を依頼した旨の報告があった。
その方法について根岸常務理事からアドバイスがあった。


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 ◇◆理事会より◆◇
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◆理事会の開催報告(理事就任)◆

 7月23日開催の常務理事会における審議(上記)を経て、慣例に則して、
定款第24条2項により、今年度情報知識学フォーラム実行委員長となられた
梶川氏を理事に任命致すべく、8月9日に電子メールによる持ち回り形式理
事会にて承認を求めたところ、8月23日までに過半数を超える了承の返信が
あり、また異議の返信は無かったので、同日付にて理事に就任願うことと
した。なお理事としての任期は現理事と同じ。

 梶川裕矢氏(2012年度情報知識学フォーラム実行委員長、
   東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科准教授)


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 ◇◆情報知識学フォーラムのお知らせ◆◇
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 本年度の情報知識学フォーラムは、「震災の記憶・記録とアーカイブズ」
と題して、11月4日(日)に東京大学本郷キャンパスにて開催致します。
皆さま、ふるってご参加ください。詳細は下記のurlにも随時アップしてい
きますのでご参照ください。
http://www.jsik.jp/?forum2012

第17回 情報知識学フォーラム
「震災の記憶・記録とアーカイブズ」

日時・場所
日時:2012年11月4日(日)10時〜17時
場所:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 213号室
    http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html

プログラム

開会挨拶:石塚英弘会長

第I部:震災の記憶・記録とアーカイブズ
 震災の記録に関する国の取り組み
  調整中
 震災をメディアはどう伝えてきたか
  宮本聖二 NHK 知財展開センター アーカイブス部副部長
 震災アーカイブズズの現状と課題
    岡本真 アカデミック・リソース・ガイド・代表取締役,
  saveMLAK・プロジェクトリーダー
 質疑応答

第II部:震災の語りと共有
 震災で変わるもの、変わらないもの
 ―日本災害史とアーカイブズの役割―
    北原糸子 立命館大学・教授
 記憶・記録とオーラルヒストリー
  松島茂 東京理科大・教授
 質疑応答

第III部:アーカイブズとアーカイブズ以降
 神戸の記憶・記録とアーカイブズ
    奥村弘      神戸大学・教授
 福島に関する事実・物語と史観形成
  中嶋英充、池田貴儀、米澤稔、板橋慶造 日本原子力研究開発機構
  桐山恵理子 東京大学・特任研究員
  岩田修一 事業構想大学院大学・教授
 記憶と解放、記憶と伝承
 ―インドネシア・アチェでの経験を踏まえて―
  杉本めぐみ 国土交通省土木研究所・研究員
 質疑応答

閉会挨拶:梶川裕矢

懇親会

(情報知識学フォーラム実行委員長:梶川裕矢)

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 ◇◆シニア部会卓話会◆◇
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◆シニア情報知識学研究部会・本年度第1回卓話会報告◆

 本年度第1回シニア部会卓話会は、8月24日16時から小石川の凸版ビルにて、
小川恵司常務理事(凸版印刷(株) 事業開発・研究本部 総合研究所副所長)
に講師をお願いして、VR見学と高齢化社会における情報機器/サービスを
テーマとして開催された。出席者8名。
 まずVRシアターで唐招提寺のVR作品を上映して頂き、現物の撮影、計測、
CG化等、VR制作工程に関する質疑の後、会議室に場所を移して、小川講師
から卓話を頂いた。
 凸版印刷では以前から重要な文化財のVR作品化を行っているが、これらは
現物文化財の単なる写しに止まるものでなく、高精細かつ正確な色調を保持
した画像により、新たな発見、研究に資する「デジタル文化財」であるとの
位置付けで意欲的に取り組んでおり、その制作、公開事例等が紹介された。
 続いて、高齢化社会における情報機器/サービスに関して、携帯電話、
電子書籍端末、ユニバーサル・デザイン等の現況について解説頂いた。今後
における展開としては、高齢者が働ける環境、介護負担の軽減、高齢者の知
の共有化などに向けた情報技術の開発が期待できるであろうとのことで、大
学等の研究事例が紹介された。VRの発展として、あたかもその場にいるよう
な臨場感や存在感を高めるテレイグジスタンス(Telexistence)の研究もあ
り、高齢者が自宅から社会参加するといった応用も期待できる。
 さて、こうした解説を伺ってみての筆者の感想であるが、研究費獲得戦術
として、流行りのキーワードである「高齢化」を無理矢理はめ込んだような
研究も多々ありそうな感じで、卓話終了後の懇親会では、これら種々の論点
について大いに議論が盛り上がった次第である。

(シニア部会世話人:根岸正光)


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 ◇◆情報知識学会関西部会◆◇
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◆情報知識学会関西部会2012年度第1回(通算16回)研究会案内◆

日 時:9月29日(土)14時半〜17時
会 場:大阪学院大学 5号館地下1階(5−B1-03教室)
    JR東海道本線岸辺駅もしくは阪急京都線正雀駅から徒歩約5分
    同大学のキャンパス案内のページ
    http://www.osaka-gu.ac.jp/campus/cl_frame/index.html

論 題:オープンソースのアーカイブ資料情報管理システムの
        日本語化と試用(仮)
発表者:五島敏芳氏(京都大学総合博物館)

概 要:オープンソースのアーカイブ資料情報管理システムとしては、図書
       館のアーカイブ資料管理の課題をも意識したArchivists' Toolkitと
       いうシステムが、2006年に日本で紹介されている。その後、国際文書
       館評議会(ICA)によって、2008年にICA-AtoMというシステムも発表
       されている。しかし両者とも機能に不十分なところがある。これに対
       して、イリノイ大学アーバナシャンペーン校図書館と同大学文書館が
       共同開発したArchonは、不十分な部分があるものの、資料の受入から
       資料情報のオンライン公開までの業務に対応した、バランスのよい
       システムとなっている。日本の小規模アーカイブズ団体に適している
       と思われ、英語以外の言語の使用も想定されている。そこで、報告者
       をはじめとする有志は、これの日本語化を試み、実際にアーカイブ
       資料管理や目録作成に試用した。本発表では、その取り組み・試用・
       課題の概要を紹介する。

  ・共催:日本図書館研究会情報組織化研究グループ
  ・参加費:300円(飲み物、資料代)

(情報知識学会関西部会代表:田窪直規)


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 ◇◆学術情報 XML 推進協議会結成について◆◇
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 6月28日、電子ジャーナルの関係者が参集し、学術情報XML 推進協議会の設
立総会が開催されました。日本の学術情報発信の高度化のため、電子ジャー
ナルのXML 化を推進することを設立趣旨としています。呼びかけ人は、小宮
山恒敏(小宮山印刷工業株式会社)、時実象一 (愛知大学)、中西秀彦 (中西印
刷株式会社)、橋本勝美 (日本疫学会)、林和弘 (元日本化学会)、宮川謹至
(科学技術振興機構) の各氏 (50 音順) です。会長には時実象一氏が選出さ
れました。
 欧米の学術出版においては、XML が標準となっています。XML で出版する
ことにより、

(1) 論文データが構造化され、電子ジャーナルにおけるプレゼンテーション
の高度化が実現する
(2) リンクやセマンティック・タグの付与、図表など論文要素単位の配信、
など加工・付加価値化が図れる
(3) メタデータの交換、アーカイブなど、標準化による流通促進がおこなわ
れる

などの利点が生まれます。
 これまで、日本でのXML の利用は、理系英文誌のごく一部に限られてきま
した。しかし、J-STAGE がXML を採用することとなり、また旧NLM DTD が発
展したXML 規格JATS (Journal Article Tag Suite) が日本語も含めた多言語
対応をするなど、機は熟しつつあると言えます。推進協議会は、学術情報に
おけるXML の推進を図るべきことを訴え、何がXML の普及の障害となってい
るか、何をもってすればXML が普及しうるのかを問い、こうした障害をひと
つひとつ取り除いていくことを目的としています。
 当面の活動としては

(1) XML 普及のための講演会・セミナーなどの開催 (9/19 に講演会予定)
(2) 学術情報XML のための規格・ガイドラインの研究・策定
(3) 出版社・印刷会社のための技術指導

を計画しています。
 推進協議会に関心のある方、参加を希望される方は、上記呼びかけ人にご
連絡ください。

学術情報XML推進協議会
連絡先: 京都市上京区下立売通小川東入西大路町146

(学術情報 XML 推進協議会会長:時実象一)

-----------------------------------------------------
J-STAGE におけるXML 記述例(著者名)

<contrib contrib-type="author">
<name-alternatives>
<name name-style="eastern" xml:lang="ja">
<surname>科学</surname>
<given-names>太郎</given-names>
</name>
<name name-style="western" xml:lang="en">
<surname>Kagaku</surname>
<given-names>Taro</given-names>
</name>
<name name-style="eastern" xml:lang="ja-Kana">
<surname>カガク</surname>
<given-names>タロウ</given-names>
</name>
</name-alternatives>
</contrib>

[参考文献] 時実 象一, 井津井 豪, 近藤 裕治, 鶴貝 和樹, 三上 修, 野沢
孝一, 堀内 和彦, 大山 敬三, 家入 千晶, 小宮山恒敏, 稲田 隆, 竹中 義朗,
黒見 英利, 亀井 賢二, 楠 健一, 中西 秀彦, 林 和弘, 佐藤 博. NLM DTD
からJATSへ 日本語学術論文のXML 編集. 情報管理. 2011, 54(9), 555-567.


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 ◇◆関連団体行事のご案内◆◇
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[XML が開く学術出版の未来―学術情報XML推進協議会設立記念講演会]

 欧米の学術出版においては、XML が標準となっています。XML で出版する
ことにより、
(1) 論文データが構造化され、電子ジャーナルにおけるプレゼンテーション
の高度化が実現する
(2) リンクやセマンティック・タグの付与、図表など論文要素単位の配信、
など加工・付加価値化が図れる
(3) メタデータの交換、アーカイブなど、標準化による流通促進がおこなわ
れる

などの利点が生まれます。学術出版において XML を普及していくため、この
6 月に関係者により「学術情報XML推進協議会」が結成されました。その設立
記念講演会を下記のように開催したします。ふるってご参加ください。

日時: 2012 年 9 月 19 日 (水曜日) 14:00-17:00

場所: 独立行政法人 科学技術振興機構 東京本部別館ホール
   〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K's五番町
   http://www.jst.go.jp/koutsu.html
(サイエンスプラザではありません、お間違えないようにお願いいたします)
共催: 学術情報XML推進協議会
      独立行政法人 科学技術振興機構

プログラム

1. XML が開く学術出版の未来 (時実象一 愛知大学教授)
2. J-STAGE で実現する新しい電子ジャーナル (講師未定 科学技術振興機構)
3. 印刷会社は XML で飛躍する (中西秀彦 中西印刷株式会社)
4. J-STAGE における XML 出版の経験 (学会・印刷会社による経験披露)

参加ご希望の方は、ご所属・ご氏名・参加人数を明記の上、
xmlgakujutsu@yahoo.co.jp
までお申し込みください。

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[日本学術会議主催学術フォーラム―「データと発見」]

日時:平成24年9月10日(月)13:00〜18:00
場所:日本学術会議講堂
定員:先着 300名

開催趣旨:第4のパラダイムとして提供されているデータ科学の時代におけ
るデータリテラシー、情報環境、価値創出についての現状について、講演と
ポスター発表を行い、パネル討論を通して科学技術データと社会との適正な
関係についての課題と展望を明らかにする。

次第(予定):
13:00〜13:05 開会挨拶
  春日文子(日本学術会議副会長)
13:05〜13:10 企画のねらい
  岩田 修一 (日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授)
13:10〜14:05 特別講演(1) 「データの時代」
  Tony Hey (マイクロソフトリサーチ 産学連携担当副社長)
 特別講演(2) 「ビッグデータ」
  喜連川 優(日本学術会議会員、東京大学生産技術研究所教授)
14:05〜14:45 セッション データと社会
 「空間データと発見:小学生の日常活動調査から」
  原田 豊 (科学警察研究所犯罪行動科学部長)
14:45〜15:00 休憩
15:00〜17:00 セッション データと学術
 「ヒッグス粒子の発見と大規模データ処理」
  坂本 宏(東京大学素粒子物理国際研究センター教授)
 「単一生細胞物理化学データによる生命環境の統計的定量評価」
  浜口 宏夫 (台湾国立交通大学理学院講座教授)
 「生命科学におけるゲノム研究の最前線とビッグデータ問題」
  五條堀 孝 (日本学術会議連携会員、国立遺伝学研究所教授)
  池尾 一穂 (国立遺伝学研究所准教授)
 「放射線が拓く植物活動の謎の発見」
  中西 友子 (東京大学大学院農学系研究科教授)
 「長期歴史データと発見」
  鈴木 董 (東京大学名誉教授)
17:00〜18:00 総括討論
 司会:岩田修一 (日本学術会議連携会員、東京大学名誉教授)

申込先:日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
〒106-8555 東京都港区六本木 7-22-34
TEL:03-3403-6295 FAX:03-3403-1260
申込みフォーム: https://form.cao.go.jp/scj/opinion-0003.html

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編集後記

 今年もまた暑さの厳しい夏となりました、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 この夏の暑さのせいか分かりませんが私の管理する専攻のサーバーがメイン
とバックアップ同時にハードディスクのエラーを起し、現在対処に追われて
おります。デジタルデータは便利な反面失われやすいという基本中の基本を
痛いほど突きつけられ、自らの認識の甘さに反省の日々です。皆様もバック
アップのバックアップをどうぞお忘れなく。

担当: 村井源 (東京工業大学大学院社会理工学研究科)
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最終更新日: 2013-03-25 (月) 16:35:20

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