情報知識学会誌, Vol. 14, No. 1

情報知識学会誌, 2004, 14(1), 1-10

主成分分析による耳画像を用いた個人認識
Human Recognition with Ear Image by Principal Component Analysis
王 宇, 小野 智司, 武田 和大, 佐藤 公則, 中山 茂
Yu WANG, Satoshi ONO, Kazuhiro TAKEDA, Kiminori SATO and Shigeru NAKAYAMA
鹿児島大学工学部情報科学科

 本稿では,主成分分析を利用し,耳画像に基づいて個人認識を行う方式を提案する.近年,顔画像に基づく個人認識が広く研究されているが,藤画像は加齢や表情,体調の変化などに影響されるため,同一頗画像を長期間利用することは難しい.これに村し,耳は16歳前後から安定期に入り,形状が変化しにくいという利点がある.本方式は,入力画像に村し,輝度の正規化およびモザイク処理を施した後,主成分分析により,入力データの次元圧縮を行う.学習時には,1枚の入力画像に村して平行移動・回転を行った画像を登録することで,入力画像の位置ずれに対処する.実験により,提案する方式は110人の耳画像を99.7%の精度で認識できることを確認した.

We propose an individual recognition system using eigenear images. Although face images change owing to changes of emotion, growth, expressions, infirmity, and so on, ear images cannot be affected by them. Our system utilizes principal component analysis for dimensionality reduction, and Mahalanobis' Distance for individual recognition. Experimental results show that our system can recognize individuals with the high recognition rate 99.7% approximately the same rate of an existing method based on Genetic Algorithm(GA) in shorter time than that of the GA-based method.

情報知識学会誌, 2004, 14(1), 11-22

Webサービスによる用語体系データの提供とその応用システム
Providing Data of Terminological Systems Based on Web Services and Its Application Systems
高久 雅生†, 江草由佳†, 石塚英弘††
Masao TAKAKU, Yuka EGUSA and Hidehiro ISHIZUKA
†図書館情報大学 情報メディア研究科, ††筑波大学 図書館情報学系

 本研究では,用語体系の再利用性の向上と効率的な提供を目指してWebサービス(Web Services)の枠組みを利用した用語体系提供システムを碍築した.さらに,この用語体系提供Webサービスをバックエンドとする2つの応用システムを構築し,それによって,その適用可能性を示した.2つの応用システムは,用語体系のブラウジングシステムと,Googleによる検察Webサービスと連携するシステムである.用語体系提供Webサービスは,それぞれ一つのサービスが一つの用語体系に対応することとし,見出し語検索と見出し語が持つ樽造の取得を行う2つのインタフエースをもつ.用語体系をWebサービスの枠組みに基づいて提供することにより,アクセス方式が統一でさ,用語体系を提供する側,利用する側が相互に分散的に利用することが可能になった.

We developed a providing service system of a terminological system, using a framework of Web Services, since we aims at improvement in the reusability and at efferent providing of a terminological system. The following two applications are successfully developed with the providing service system as a back-end service; one is a browsing system of several terminological systems and the other is a cooperating system with Web service of Google: search engine of Web pages. We used EDR technical term dictionary and a hierarchical structure data by Open Directory Project, as typical terminological systems. One service corresponds to one terminological system in our implementation, and has two interfaces; one searches word entries and the other acquires the structure of the entry. Various access methods to a terminological system are integrated to the access method with the framework of Web Service. Then, the method makes it possible for a user and a provider to access a terminological system in distributed way.

情報知識学会誌, 2004, 14(1), 23-24

学会活動についての一提案
会員 藤原 鐘男

  1. 提案の趣旨

 昨年若手の会員有志が学会事務局で懇談会を開催し,学会の有りようについて議論し,その模様が出席メンバーによって学会のホームページに発表された.これについて筆者は多大の感銘を受けた.感銘の第1は若手から学会の事業その他について自発的な意見発表があったことである.このようなことは,学会として初めてであろう.第2はこのようにホームページのような形で会員の意見を集約することを今後努力すべきだということである.これはどこでも今盛んにしていることであるけれども,我々もその線の努力をすべきだと思った次第である.そこで,後者の線に沿って,一会員として,学会活動展開の方策の私見をここで提言し,同時にその反響をホームページ上ででも討議出来たらと思い,先ずこのに誌上に提言させて頂くことにした.

最終更新日: 2011-02-18 (金) 13:24:19

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