記念シンポジウム「科学技術コモンズと情報知識学の挑戦」

[filePDF版開催要項]

科学技術は元来、公共に資するものとされてきましたが、研究成果の権利化、学術雑誌の商業化、データベースの重要性の高まりといった現在の潮流の中で、著作権、知的財産権との関係が大きくクローズアップされるようになってきました。本学会においてもこの科学技術とコモンズに関する議論を重ねてきましたが、我が国における議論は未だに低調のようにも思われます。そこで、本シンポジウムでは、科学技術コモンズ、特に、学術雑誌やデータのオープン化、ライフサイエンスや材料科学におけるデータベースの統合化や、コモンズに蓄積された知の活用といったトピックを中心に、その法的側面も踏まえ包括的に捉え、科学技術コモンズの現状と課題を会員の皆様方で共有し、今後の展開について議論して参りたいと思います。

事前の参加申込は不要です。直接会場にお越しください。皆様のご参加をお待ちしております。

開催概要

インターネット中継

ライフサイエンス統合データベースセンターのご協力により、本シンポジウムの模様はインターネット中継を予定しています。

Ustream配信先

プログラム

◇13:00〜13:10 開会挨拶

「科学技術コモンズの構築に向けて」
  岩田修一教授 (東京大学)

◇13:10〜13:40 基調講演

「科学技術コモンズと情報知識学への期待」
  長尾真館長(国立国会図書館)

◇13:40〜14:10 基調講演

「科学技術コモンズとオープンアクセス」
  時実象一教授 (愛知大学)

◇14:10〜14:40 招待講演

「ライフサイエンスにおける統合データベースの構築と課題」
  高木利久センター長 (ライフサイエンス統合データベースセンター)

◇14:40〜15:10 招待講演

「材料科学におけるデータベース共通プラットフォームの開発と課題」
  芦野俊宏教授(東洋大学)

◇15:10〜15:40 招待講演

「コモンズ構築と利用のための知識表現」
  Steven Kraines 准教授(東京大学)

(休憩:20分)

◇16:00〜16:30 特別講演

「コモンズに関わる法的課題」
  野口祐子氏 (クリエイティブ・コモンズ・ジャパン常務理事)

◇16:30〜17:30 パネル討論

  モデレーター: 橋本正洋氏(特許庁)

◇17:30〜17:40 閉会挨拶

  根岸正光会長

◇18:00〜20:00 懇談会(会場: 2F展示室)
            懇談会参加費 一般4,000円、学生1,000円


2010年度情報知識学会年次大会 実行委員会 jsik2010(at)ml.nims.go.jp http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsik/kenkyu.html


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