#title(情報知識学会誌 抄録 (Vol. 11, No. 2)) *情報知識学会誌 抄録 (Vol. 11, No. 2) [#n8af9732] **情報知識学会誌, 2001, 11(2), 1-10 [#p1a6a567] ''Z39.50データベース選択支緩環境''~ '''Selection Support Environment for Z39.50 Databases'''~ ''江革由佳,高久雅生,宇陀則彦,石塚英弘''~ ''図書舘情報大学''~ 本研究はWWWとZ39.50を透過的に利用でさるデータベース選択支援環境を提案し、その環境を実現するWWW−Z39.50クライアントを開発した。この環境ではZ39.50データベースに関する情報をWWW1上で共有して利周でさるだけでなく、利用者が自由にデータベースを組織化し、利用者同士でお互いに参照・利用でさる。また、共有された情報であるデータベースリストの中から任意の一つをクリックすることによって、該当するデータベースの検索画面が起動し、直ちに検索を開始でさる。 **情報知識学会誌, 2001, 11(2), 11-16 [#ff0f37b7] ''オーストラリア「新」著作権法における放送番組、放送事業者の保護''~ '''The Protection of Broadcasts and Broadcasting Organizations under,New,Copyright Act1968 of Australia'''~ ''小川恵''~ ''クィーンズランド大学博士課程法律学事攻'' 本稿は、オーストラリアにおいて、著作権法の枠組みの中で行われている、放送番組および放送事業者の保護のあり方を、日本におけるそれと比較検討し、その仕組みを明らかにしようとするものである。オーストラリアにおいては、日本のように、放送事業者の放送行為に著作隣接権を認めるのではなく、放送行為の成果物たる放送自体に、「放送」としての著作権が認められている。また、事前に収録された放送番組については、「放送」の著作権とはべつに、「録音物」または「映画」としての著作権が認められている。本稿は、「放送」、「録音物」、「映画」の順で保護の横道を述べ、最後に日本法と比較したオーストラリアの保護制度の特長を考察するものである。