情報知識学会誌, Vol. 3

情報知識学会誌, 1993, 3(1), 15-22
自己組織型情報ベースにおける意味構造の構築
Construction of Semantic Structures in the Self-Organizing Information-Base Systems
宇田 則彦 李 元揆 頼 静娟 藤原 譲

 情報の意味処理は、学習、帰納、類推などの高度な機能のために必要である。意味構造に応じて原情報を組織化することは有効である。大部分のデータモデルは、複雑な情報を格納することおよび情報の構造を処理することに対して強い制約がある。本論文は、意味構造モデルと呼ばれる新しい情報モデルに基づいた自己組織化による意味構造の構築について述べる。構築された意味構造は、概念構造と論理構造から構成される。情報ベースにおいては、前者はシソーラス、後者はタキソノミとして実現される。また、シソーラスの自動構築手法についても述べる。高分子の情報に対する応用は、このモデルが先端的科学技術研究のための情報の表現に適していることを示している。

情報知識学会誌, 1993, 3(1), 23-30;
磁性体に関する論文中のグラフ自動数値化システム
小島 正美 神山 博 中道 琢郎 川添 良幸 &aname(xbc6128f,super,full){†

 本研究の目的は、磁性体に関する論文中のグラフを人手に頼らず自動的に数値化するシステムの設計を行うことである。論文中で提供される情報において、取り分けグラフは大変重要で有用な意義を持つことが多い。グラフを数値化する効用には大きく分けて二つある。すなわち、グラフの持っている有効な情報をコンパクトに格納できる点とグラフの取扱いが容易になる点である。これまでに、任意の100論文中からのグラフ抽出には100%成功していたが、数値化率は 68%程度に止まっていた。今回は図領域切り出しの際、極端に切り出し幅が少ないものを除外する新しい処理を追加し、78%まで数値化可能となった。さらに数値化率の向上を図るため多価関数などの複雑なグラフに対して開発中の新しい認識技法についても紹介する。

情報知識学会誌, 1993, 3(1), 31-32;
開会のあいさつ
名和 小太郎 &aname(b7b9c48d,super,full){†

本シンポジウムは、「情報知識学会」の秋期セミナーとして、『テキスト・データベースの著作権』について、1992年12月10日(木)、凸版印刷(株)本社で開催されたものです。(文責 本論文誌編集委員会)


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