「ビッグデータ」は、新聞やテレビ等でこの文字を見ない日がないほど定着してきた用語ですが、一方でビジネス分野を除いてビッグデータによる新しい知見獲得やサービスはまだまだ十分ではありません。ビッグデータの主要テーマの一つである異分野融合についても、これからの発展が期待されている段階です。ビッグデータが価値を発揮するためには、基盤技術の発展と技術のマッシュアップによる実用化が不可欠です。
このたび本学会では、「サイエンスデータとマッシュアップ」特集を組み、広く論文投稿を募ることとなりました。本特集では、気象、環境・建築、防災、エネルギー、宇宙、農林水産、化学、生命科学、医療・福祉、地域、観光、メディア、流通などを含む様々な科学データとその融合についての話題を広く募集します。各分野のビッグデータについて、その活用方法の提案、技法やデータ伝送・管理・処理・可視化システム(サイエンスクラウド・ソーシャルクラウド)、および成果や有効性などをテーマとする論文の投稿をお待ちします。また、分野内または分野間融合を目指す異分野間データ融合、基盤技術(Linked Open Data技術を含む)とそのマッシュアップ技術、クラウド技術についても募集します。
(ア) | サイエンスデータ(ビッグデータ)伝送・管理・処理等の技術開発 |
(イ) | サイエンスデータ(ビッグデータ)利活用・公開に関する提案・研究成果 |
(ウ) | サイエンスデータの分野内または異分野間のデータ融合の提案や処理・利活用技法・マッシュアップ技術、システム(クラウド)およびそれらの成果 |