次のとおり開催され,お蔭様で盛会でした。
- 日時: 2014年12月6日(土)10:00 〜 17:30
- 会場: 国立情報学研究所 12階会議室(住所: 東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
- 主催: 情報知識学会
- テーマ: 教育とデータ:創造される知識とその利活用
- ポスター発表:
- 橋本智也(京都光華女子大学 EM・IR部)「内部質保証のために学修時間の質・量を向上させる仕組み: データに基づく検証システム(IR)と組織的な改善活動の試行」
- 山口一大(東京大学大学院 教育学研究科)「階層性を考慮したQ行列の誤設定が能力診断の精度に与える影響」
- 品川啓介(立命館大学大学院 テクノロジー・マネジメント研究科)「科学的イノベーションによる科学知識の爆発―青色発光ダイオード開発の定量分析―」
- 中鉢直宏(島根大学)「IR支援システムのための学務事務システムのローデータ活用とその問題点」
- 光永悠彦(島根大学)「教学IRデータにおける多変量解析手法の検討〜他分野におけるデータマイニング先行事例との比較を通じて〜」
- 講演会:
- 林隆之(大学評価・学位授与機構)「大学評価・質保証の新たな課題と組織的な情報分析」
- 今城志保(リクルートマネージメントソリューションズ)「科学性に基づく人的資源管理を進めるために―管理職研修の効果検証を例としてー」
- 成田秀夫(河合塾)「エビデンスに基づいた大学教育の再構築に向けて―ジェネリックスキルを含めた学修成果の多元的評価ー」
- 山下仁司(ベネッセ教育総合研究所)「教育成果の測定のあり方をどのように考えるか: 『大学生基礎力調査』のデータ実例で見る教育改善の方法」
- 植野真臣(電気通信大学)「過去の学習者履歴データを利用したeポートフォリオ・システム」
- 船守美穂(東京大学)「デジタル技術は高等教育のマス化問題を救えるか?―MOOCs、教育のビッグデータ、教学IRの模索」
- 参加者: 59名(会員 16名,学生会員 2名,非会員 39名,学生非会員 2名)
今年のフォーラムでは,関連テーマに関して第一線でご活躍中の6名の方々をお招きし,教育に関する多彩なデータ活用事例について,ご講演いただきました。
会員以外に大勢の非会員の方々,また大学だけでなく多くの企業の方々に,全国各地(18の都道府県)からお集まりいただき,「教育とデータ」というトピックに対する関心の高さを改めて感じた次第です。
また,今回,はじめての試みとして,午前中にポスターセッションを設けました。
朝から大勢の方々にご参加いただき,5件の発表は大いに盛り上がり,活発な議論と交流をすることができました。
本フォーラムの成功は参加された方々のご尽力の賜物です。心より御礼申し上げます。
- 委員長: 孫媛(国立情報学研究所)
- 委員: 西澤正己(国立情報学研究所),堀幸雄(ホワイトベース),登藤直弥(国立情報学研究所)