#title(【巻頭言】情報応用研究部会について)
*【巻頭言】情報応用研究部会について [#z60c5512]

RIGHT:情報知識学会会長、東京大学名誉教授 藤原鎮男

**1. 背景 [#w0aa11a5]
 本会は先年来、安全・危機管理部会(SCRM: safety control & risk management)、電子管理システム部会(EMS: electronic management system)を設けて、社会の認識を促す努力を続け、国際集会を二度、研修フォーラムを1回催し、その内容を会誌特別号によって発表してきた。(SCRM特別号、vol.4,1994, vol.5 1995)、SCRM特別号 vol.6, 1995)。
 しかしながら、危機管理に関わる事態は予想を越える速度と緊急性をもって展開し、かつ、電子管理が相関して進行して認識されるにいたった。この事態にたいしては我々は、産学の協力を為し得る場としての学会の存在意識をあらためて思い、SCRMとEMSを合体させて対応することが緊急の社会の要請であると考え、両者を包含して「情報応用」のなによってさらなる活動をすすめたいと考えるにいたった。
 そして具体的な活動計画をたて、それを分担して推進するため、下記の推進委員会を設け、7月8日、第一回の会合を持ち、企画運を作成した。よって、ここに、その内容を全会員諸賢に報告し、ご意見、助言をいただきたいと思う。

**2.「情報応用研究部会」推進委員会 [#m809d6a4]
 委員: 岩淵幸雄(学会理事)、鹿島実(ミノルリサーチ所長)、田辺文也(日本原子力研究所: 安全工学部室長)、平田周(IT研究所所長)、森秀夫(三菱電機社友)、山崎弘郎(学会評議員、横河総研会長)、会長、副会長

**3.企画概要 [#l4f9c22b]
 3つのレベルで深いの抱負理念の実現をはかる。
:(A) 卓話会の開催趣旨|本会賛助会員を対象に、「危機管理、電子管理システム」の卓話会を年数回開催する。これは、企業の指導者の理解認識を深めることを目的とする。企画分担、平田委員
:(B) 研修フォーラムの開催趣旨|実務者レベルのための社会人の研修のため。「SGML研修フォーラム」企画分担 根岸副会長、岩淵理事
:(C) 共同研究の実施趣旨|危機管理、電子管理システム社会への対応には産官学の協力が必須であり、学会にはそれを可能とする場である。しかも、それを実行するには積極的に企画を主導し、実行策をたてる必要がある。それを本委員会が担おうとするものである。「危機管理のためのデータベース構築(原油・重油事故対応など)」分担 鹿島委員「ヒューマンファクター基盤インスツルメンテーション」分担 田辺委員
 第2回の委員会会合は9月初旬、企画の結果は今秋から逐次実行の予定である。


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