#title(メールマガジン 9号)
*メールマガジン 9号 [#ddbb387c]

 ◇◆●☆情 報 知 識 学 会 メール マ ガ ジ ン☆●◆◇2008.3.25 ◇ No.9
 
  情報知識学会メールマガジン読者の皆様。
 
  3月、卒業式の華やぎと新たな門出の時ですが、花粉症の方には辛い季節でもあります。皆様には、いかがお過ごしでしょうか。4月初旬には、いよいよ論文賞の投票が始まります。奮ってご参加下さい!
  3月、卒業式の華やぎと新たな門出の時ですが、花粉症の方には辛い季節でもあります。
 皆様には、いかがお過ごしでしょうか。4月初旬には、いよいよ論文賞の投票が始まります。奮ってご参加下さい!
 
 (先月号では字配り等に乱れが生じ、お見苦しい点のありましたことをお詫び致します。)
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 ◆◇○☆ 3月号・目次 ☆○◇◆
  ◆◇お知らせ◇◆
   【創立20周年記念大会について】
   【情報知識学会・論文賞について】候補論文への会員投票が開始。
   【情報知識学会誌】J-STAGEにNo.1が登載されました。
  ◆◇部会の活動◇◆
   【専門用語研究部会】3月1日に開催のシンポジウムの報告です。
  ◆◇関連団体の行事・ご案内など◆◇
   【日本アーカイブズ学会2008年度大会】
   【科学技術振興機構(JST)】平成20年度研究提案募集のご案内。
 【日本学術会議】他。
  ◆◇会員からの情報◆◇
   【ルーヴル - DNP ミュージアムラボ】4月からの新しい企画です。
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 ◆◇お知らせ◆◇
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 【創立20周年記念大会について】
 ◆5月23-24日開催の総会・年次大会および研究報告会の出欠確認の葉書が4月初旬に発送されます。論文賞会員投票の欄もありますので、速やかにご返信下さい。
 ◆5月23-24日開催の総会・年次大会および研究報告会の出欠確認の葉書が4月初旬に発送されます。
 論文賞会員投票の欄もありますので、速やかにご返信下さい。
 
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 【情報知識学会・論文賞について】候補論文への会員投票が始まります。
 
 ◆第5回情報知識学会論文賞候補論文に対する会員投票の公告(全文)
 (2008.3.18/2版) 論文賞推薦委員会(根岸、国沢、長塚)
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  ◇すでにお知らせしたとおり、第5回の論文賞は、「学会員の選ぶ論文賞」として、全学会員の直接投票に基づいて選定することになりました。投票に先立ち論文賞候補論文の推薦を募集したところ、会員から下記2件について推薦があり、論文賞推薦委員会にて審議の結果、この2論文を候補として、会員各位の投票を募ることに致しました。奮って投票に参加下さるようお願いします。
  ◇すでにお知らせしたとおり、第5回の論文賞は、「学会員の選ぶ論文賞」として、
 全学会員の直接投票に基づいて選定することになりました。投票に先立ち論文賞候補論文の推薦を
 募集したところ、会員から下記2件について推薦があり、論文賞推薦委員会にて審議の結果、
 この2論文を候補として、会員各位の投票を募ることに致しました。奮って投票に参加下さるようお願いします。
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  ★(1)投票方法
 4月初旬に事務局から会員宛に発送される、5月23-24日開催の総会・年次大会の出欠確認はがきに論文賞投票欄を設けるので、これに記入する。投票締め切りは5月7日必着とする。
 4月初旬に事務局から会員宛に発送される、5月23-24日開催の総会・年次大会の出欠確認はがきに
 論文賞投票欄を設けるので、これに記入する。投票締め切りは5月7日必着とする。
 
  ★(2)開票および結果発表
 論文賞推薦委員会において開票し、最多得票の論文を論文賞授賞論文とする。ただし、推薦委員会は得票数等を勘案し、審議の上、第2位の論文についても論文賞とすることがある。選定結果の発表および授賞式は上記年次大会の席上にて行う。
 論文賞推薦委員会において開票し、最多得票の論文を論文賞授賞論文とする。ただし、推薦委員会は得票数等を勘案し、
 審議の上、第2位の論文についても論文賞とすることがある。選定結果の発表および授賞式は上記年次大会の席上にて行う。
 
  ★(3)投票対象候補論文および推薦理由:下記2件(学会誌掲載順)
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  ☆1)「検索行動調査に基づく検索エレメント設計に関する一考察」
    (松村敦, 古川沙希子, 宇陀則彦, Vol.17, No.1, p.15-31)
  ・昨今、博物館などの持つ多様な情報資源を共有化し,提供しようとするシステムの開発が盛んで、そこでは共有データの設計の議論が主で、利用者への有効な提供方法に関する議論は少ない。本論文では、資源共有システムにおける利用者の検索行動を詳細に分析するため、実験環境において検索プロセスの記録とインタビュー・発話分析を組合せた検索行動調査を行なった。結果として、全項目を一括して検索するANYやTitleのように内容が分かりやすい項目は効果的に利用できるが、Dateのように有用な項目でも、そのデータ形式が不明な場合には利用されにくいことなどが分かり、これらを踏まえて有効な検索項目の設計について考察している。
  本論文は、研究主題の選択が現下の状況に即した時宜を得たものであり、資源共有システムにおける検索方法の改善を目指し、その基礎となる検索行動調査行い、結果を考察している点、また設定された調査対象、項目、環境等は一般性があり、調査方法は具体的に記述され検証が可能である点、結果の考察における検索項目の比較・分析も合理性があることなどにより、本論文を情報知識学会誌論文賞候補として推薦する。
  ・昨今、博物館などの持つ多様な情報資源を共有化し,提供しようとするシステムの開発が盛んで、
 そこでは共有データの設計の議論が主で、利用者への有効な提供方法に関する議論は少ない。本論文では、
 資源共有システムにおける利用者の検索行動を詳細に分析するため、実験環境において検索プロセスの記録と
 インタビュー・発話分析を組合せた検索行動調査を行なった。結果として、全項目を一括して検索するANYや
 Titleのように内容が分かりやすい項目は効果的に利用できるが、Dateのように有用な項目でも、そのデータ形式が
 不明な場合には利用されにくいことなどが分かり、これらを踏まえて有効な検索項目の設計について考察している。
  本論文は、研究主題の選択が現下の状況に即した時宜を得たものであり、資源共有システムにおける検索方法の
 改善を目指し、その基礎となる検索行動調査行い、結果を考察している点、また設定された調査対象、項目、環境等は
 一般性があり、調査方法は具体的に記述され検証が可能である点、結果の考察における検索項目の
 比較・分析も合理性があることなどにより、本論文を情報知識学会誌論文賞候補として推薦する。
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  ☆2)「国際共同研究のためのネットワーク・コネクション」
    (岡伸人, 岩田修一, Vol.17, No.1, p.32-40)
  ・本論文は、日米の大学を結んで材料設計というテーマに関して共同研究を行なうため、数値データやテキストのみならず知識を共有するための取り組みについて述べている。
  インターネットにより情報の共有は容易になったが、学術研究のような知的な共同作業を支援するためには、ノウハウや抽象化された知識の共有など、現在の Webの枠組みでは未だ課題も多い。本研究ではデータベース、実験結果、データ解析ツールに加えて、解析の過程とその結果の解釈など、多様な情報資源を共有することによって、共同作業を行なうための仮想実験室を提供しようと試みている。
  今後、インターネット社会における情報知識学の実践として、データのみならずその意味、解釈などを含めた知識を共有することの重要性が増してゆくものと考えられる。本論文は、材料科学の分野においてデータ・情報・知識の総合的な取り扱いを進めるため試みとして、優れた第一歩を提供するものと考えられる。上記により、本論文を情報知識学会誌論文賞候補として推薦する。
  ・本論文は、日米の大学を結んで材料設計というテーマに関して共同研究を行なうため、
 数値データやテキストのみならず知識を共有するための取り組みについて述べている。
  インターネットにより情報の共有は容易になったが、学術研究のような知的な共同作業を支援するためには、
 ノウハウや抽象化された知識の共有など、現在の Webの枠組みでは未だ課題も多い。本研究ではデータベース、
 実験結果、データ解析ツールに加えて、解析の過程とその結果の解釈など、多様な情報資源を共有することによって、
 共同作業を行なうための仮想実験室を提供しようと試みている。
  今後、インターネット社会における情報知識学の実践として、データのみならずその意味、解釈などを含めた知識を
 共有することの重要性が増してゆくものと考えられる。本論文は、材料科学の分野においてデータ・情報・知識の
 総合的な取り扱いを進めるため試みとして、優れた第一歩を提供するものと考えられる。
 上記により、本論文を情報知識学会誌論文賞候補として推薦する。
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 ★投票対象候補論文は学会誌の他、下記URL(CiNii、J-Stage)にてオンラインで全文を参照できます。
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006225115/
 http://www.jstage.jst.go.jp/article/jsik/17/1/17_15/_article/-char/ja
 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006225116/
 http://www.jstage.jst.go.jp/article/jsik/17/1/17_32/_article/-char/ja
 以上。
 
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 【情報知識学会誌】
 ◆J-STAGEに、情報知識学会誌 No.1が登載されました。
 http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsik/18/1/_contents/-char/ja/
 
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 ◆◇部会の活動◆◇
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 【専門用語研究部会】
 ◆3月1日のシンポジウムについて、担当理事からの報告です(原文のまま)。
  ◇専門用語シンポジウム報告 (専門用語研究部会)
 専門用語研究部会の主催で、「専門用語シンポジウム」が3月1日(土)、慶應義塾大学で開かれました。第20回目にあたる今回のテーマは「翻訳と専門用語」。「翻訳」がテーマになるのは初めてで、日本翻訳連盟などを通じて、翻訳関係者の出席も多くみられました。
 翻訳は「専門用語集」が実際に必要とされる場であり、欧州、カナダなどでは、翻訳関係者がターミノロジー活動の中心的な仕事をしています。
 アメリカ、オーストリアの翻訳者の実情や、教育、カリキュラムについて(小坂氏、佐々木氏)、近年欧米中国などで制定されている翻訳に関する国家規格の現状(井上氏)、翻訳文の分析研究(パルバドー氏)に関する講演がありました。その他、今回は、他分野交流的な意図もあって、発表者とフロアでの「総合討論」の時間が設けられました。翻訳実務者、用語政策関係者、言語教育関係者などの異なる立場から、国外、特に翻訳ビジネスの大きな市場を持つ欧州における人材養成、品質保証などに関して、また翻訳ビジネスのインフラについて、踏み込んだ質疑議論が行われました。
 専門用語研究部会の主催で、「専門用語シンポジウム」が3月1日(土)、慶應義塾大学で開かれました。
 第20回目にあたる今回のテーマは「翻訳と専門用語」。「翻訳」がテーマになるのは初めてで、
 日本翻訳連盟などを通じて、翻訳関係者の出席も多くみられました。
 翻訳は「専門用語集」が実際に必要とされる場であり、欧州、カナダなどでは、翻訳関係者が
 ターミノロジー活動の中心的な仕事をしています。

 アメリカ、オーストリアの翻訳者の実情や、教育、カリキュラムについて(小坂氏、佐々木氏)、
 近年欧米中国などで制定されている翻訳に関する国家規格の現状(井上氏)、翻訳文の分析研究(パルバドー氏)に関する講演がありました。
 その他、今回は、他分野交流的な意図もあって、発表者とフロアでの「総合討論」の時間が設けられました。
 翻訳実務者、用語政策関係者、言語教育関係者などの異なる立場から、国外、特に翻訳ビジネスの大きな市場を持つ
 欧州における人材養成、品質保証などに関して、また翻訳ビジネスのインフラについて、踏み込んだ質疑議論が行われました。
 (山本 昭)
 
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 ◆◇◆◇関連団体の行事・ご案内など◆◇
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 【日本アーカイブズ学会2008年度大会】
 ◆「日本アーカイブズ学会2008年度大会」が下記のように開催されます。
  ◇日時: 4月19日(土)13:30−17:00
       4月20日(日) 9:30−17:30
  ◇会場: 学習院大学(JR目白駅下車5分)
  ◇内容: 研谷紀夫(東京大学大学院情報学環)(情報知識学会会員) 「近現代資料整理への現状記録法の適用とそのアーカイブにおける活用」 など。
  ◇内容: 研谷紀夫(東京大学大学院情報学環)(情報知識学会会員) 
 「近現代資料整理への現状記録法の適用とそのアーカイブにおける活用」 など。
   ※その他、プログラムなどの詳細は以下をご参照下さい:
   http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=14
 
  ◇参加費: 会員  1,000円(学生会員800円)
        非会員 1,500円(学生・一般とも)
   ※事前参加申し込みは不要です。
 
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 【科学技術振興機構(JST)】以下のように募集のお知らせが届いています。
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 ◆戦略的創造研究推進事業(CREST、さきがけ)における、平成20年度研究提案募集。
  ◇このたび、JSTの戦略的創造研究推進事業(CREST、さきがけ)において、3月18日より平成20年度第2期の研究提案募集を開始致しました。公募対象の研究領域における、独創的な研究提案のご応募をお待ちしております。 
  ◇このたび、JSTの戦略的創造研究推進事業(CREST、さきがけ)において、3月18日より平成20年度第2期の
 研究提案募集を開始致しました。公募対象の研究領域における、独創的な研究提案のご応募をお待ちしております。 
  ◇応募締切
  ★CREST:平成20年5月15日(木)正午 厳守
  ★さきがけ:平成20年5月13日(火)正午 厳守
   ※余裕を持って、お早めの提出を頂くようお願い致します。
   ※なお、第1期の研究提案募集(iPS細胞研究)は3月4日で終了。
  ◇募集領域については下記URLをご参照下さい。
  ■研究提案を募集するCREST研究領域(第2期)
   http://www.jst.go.jp/kisoken/teian/top/ryoiki.html
  ■研究提案を募集するさきがけ研究領域(第2期)
   http://www.jst.go.jp/kisoken/teian/top/ryoiki.html
  ◇詳細は募集専用ホームページを是非ご覧下さい。
   http://www.jst.go.jp/kisoken/teian.html
 (↑から募集要項のダウンロードが可能です。)
 ●評価等のスケジュールは適宜、募集案内ホームページでお知らせします。
  ●今回の募集は「府省共通研究開発管理システム(e-Rad)」で行います。
    e-Radの詳細については以下をご覧ください。提案者は研究者情報を2週間以上の余裕をもって登録ください。
    http://www.e-rad.go.jp/
   (↑から提案様式のダウンロードが可能です。)
    ※e-Radによる研究提案書のアップロードは締切の数日前に余裕をもって行ってください。
  ●なお、諸般の事情により募集期間を若干変更する可能性がありますことを予めご了承願います。
    ※問い合わせ先: 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
    研究領域総合運営部・研究推進部
   (募集専用)E-mail:rp-info@jst.go.jp
   (募集専用)TEL 03-3512-3530 
 
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 【日本学術会議】公開シンポジウム
 ◆第2回基礎法学総合シンポジウム「法における国家、市場そして市民社会」
  ◇主催: 日本学術会議 法学委員会基礎法学系学会連合
  ◇日時: 4月5日(土曜日)13:30〜17:30
  ◇場所: 日本学術会議講堂
   ※詳細は: http://www.scj.go.jp/ja/event/index.html
 
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 【人工知能学会】人工知能学会・第2種研究会
 ◆ことば工学研究会 第28回ことば工学研究会
  ◇日時: 3月28(金)〜3月29日(土)
  ◇会場: 神奈川大学 横浜キャンパス
   ※人工知能学会会員でなくても、ことば工学に興味のある方は、発表、聴講ができます
   ※詳細は: http://ultimavi.arc.net.my/banana/Workshop/
 
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 【情報処理学会 IPSJ】
 ◆第90回情報学基礎・第65回デジタルドキュメント合同研究会発表会
  ◇テーマ: 学生チャレンジ特集
  ◇協賛: XMLコンソーシアム
  ◇日時: 3 月 28 日 (金) 9:30 〜 16:40
  ◇会場: 専修大学神田校舎7号館731教室
   ※詳細は:
   http://www.ipsj.or.jp/09sig/kaikoku/2007/FI90DD65.html
 
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 ◆◇会員からの情報◆◇
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 【ルーヴル - DNP ミュージアムラボ】4月からの新しい企画です。
 ◆第4回展「都市スーサとその陶器、イスラム時代の創成期」開幕まであと1ヶ月と迫りました。
  ◇「レクチャー・ルーヴル」(無料)
  ・4月5日のオープン初日は、ルーヴル美術館イスラム美術部門研究員カリーヌ・ジュヴァンによる講演会を行います。
   
   ※お申込みはこちらから:
   http://museumlab.jp/activity/index.html
   ※展示内容はこちら:
   http://museumlab.jp/exhibition/index.html
 
 (「ルーヴル - DNP ミュージアムラボ」メールニュースより。)
 
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 ◇◆◇◆◇◆◇ 編集後記 
 
  2月号は、長くて、また読みにくい点があったため、今月号は内容を多少しぼってみました。皆様のご意見、ご感想、情報をお待ちします。
  宛先は: jsik@nifty.com
 
       メール・マガジン編集長:岡本 由起子) ◇◆◇◆◇◆◇



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