************************************************************************
◇◆● 情 報 知 識 学 会 メール マ ガ ジ ン ●◆◇2010.11.30 ◇ No.39
情報知識学会メール マガジン読者の皆様
メールマガジン11月号をお届け致します.
===================================================================
11月号 C O N T E N T S (目次)
===================================================================
◇◆情報知識学フォーラム実行委員会◆◇
12/04(土)【第15回情報知識学フォーラムのご案内】
◇◆シニア情報知識学研究部会卓話会◆◇
12/13(月)【シニア情報知識学研究部会卓話会のご案内】
◇◆第19回(2011年度)年次大会実行委員会◆◇
2011/05/28(土)-29(日) 【第18回(2010年度)年次大会のご案内】
◇◆常務理事会◆◇
【常務理事会の開催】
【第19回(2011年度)年次大会】
【NIIの学会向けホームページ・スペース提供サービス終了への対応】
【年会費等規定の整備】
【第15回情報知識学フォーラム】
【シニア情報知識学研究部会卓話会の開催および研究部会の設立】
【理事会の開催】
◇◆後援行事のお知らせ◆◇
12/11(土)-12(日)【情報処理学会 じんもんこん2010】
◇◆関連行事のお知らせ◆◇
12/10(金)【シンポジウム 「大学からの研究成果オープンアクセス
化方針を考える」−ハーバード大学,レディング大学,北海道
大学を事例に− 】
◇◆関連団体の行事のお知らせ◆◇
12/04(土)【人工知能学会(JSAI)「社会における AI研究会」
第11回研究会】
12/06(月)【情報処理学会 (IPS) 連続セミナー2010
第6回「次世代クラウドコンピューティングに向けて」】
12/08(月)【科学技術振興機構(JST)シンポジウム
世界を魅せる日本の課題解決型基礎研究〜JST目利き制
度とその可能性】
*************************************************
◇◆情報知識学フォーラム実行委員会◆◇
*************************************************
【第15回情報知識学フォーラム「多様化する電子書籍端末と学術情報
流通」のご案内(第4版)】
iPad, Kindleは電子書籍のブームを起こしましたが、現状はむしろ
多様化しているように見えます。そこで今回のフォーラムでは、標記
のテーマを主に技術的観点から考えるため、次のとおり、大学、出版、
印刷の分野から専門家を招き、講演と総合討論を行います。
皆様、どうぞご参加ください。
◇日時・会場
期日 2010年12月4日(土)13:00〜17:20
会場 慶應義塾大学 三田キャンパス第1校舎111教室
(〒108-8345 東京都港区三田2-15-45)
主催 情報知識学会
後援 (社)情報科学技術協会 協賛 (社)日本印刷学会
◇プログラム
□ 13:00-13:10 開会挨拶 根岸正光 (情報知識学会会長)
□ 13:10-15:40 講演
講演1「書籍の電子化がもたらすもの ―素朴な疑問と素朴な期待―」
杉本重雄 (筑波大学教授)
講演2 「電子書籍の交換フォーマットの現状と標準化」
植村八潮 (東京電機大学出版局 局長)
講演3 「EPUBの多言語対応に向けた取組と事例報告」
秋元良仁 (凸版印刷(株)情報技術研究室 シニア研究員)
−−− 休憩 ( 10分 ) −−−
□ 15:50-17:10 講演および総合討論
講演4「電子書籍フォーマットの動向と学術情報流通への課題」
原田隆史 (慶應義塾大学准教授)
総合討論
司会: 原田隆史
パネリスト: 杉本重雄,植村八潮,秋元良仁
□ 17:10-17:20 閉会挨拶
石塚英弘 (筑波大学; 第15回情報知識学フォーラム実行委員長)
□ 17:30- 懇親会
◇参加費と事前登録
参加費:無料(当日入会可。割引年会費2,000円)
ただし,非会員のみ 論文集代 3,000円(一般) / 1,500円(学生)
案内および事前申込フォームは以下のサイトにて公開しています。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsik/bukai/sgml/forum2010Annai.html
参加申込は次のページからお願いします: http://bit.ly/JSIKForum2010
※定員は120名です。当日参加も可能ですが、できるだけ事前の参加申込を
お願いしております。
*************************************************
◇◆シニア情報知識学研究部会卓話会◆◇
*************************************************
先月のメールマガジン10月号でお知らせしましたように、シニア情報
知識学研究部会(仮称)を設立するための起爆剤として、学会誌に「事始
シリーズ」と銘打った欄を設けて温故知新となるような随想を掲載する
ことが予定されています。
このたびこれに加えて、さらに「卓話会」(仮称)を立ち上げることに
なりました。卓話会の趣旨は講師の方に情報知識学と関わる様々な過去
の活動や動きに関する昔話やエピソードを気楽に語っていただき、それ
を肴に自由奔放(?)に意見交換できる場を形成することにあります。
したがって「事始シリーズ」と関連しますが、それとは別にくつろいだ
雰囲気での会合となるようにと考えています。シニア情報学研究部会の
主催行事ですが、「若手」会員の積極的参加も大いに歓迎します。
【第1回シニア情報知識学研究部会卓話会のご案内】
◇日時・会場
期日 2010年12月13日(月)17:30〜19:00
会場 情報知識学会事務局(凸版印刷株式会社 : 秋葉原)
演者 山本毅雄先生
(本学会監事、図書館情報大学・国立情報学研究所名誉教授)
演題 「OCLC創設者、Frederick Kilgour先生と私」
事務局はスペースに余裕がありませんので、出席希望者は前もってメー
ル、電話等で事務局にご一報くだされば幸いです。なお、会場の建物内
には自動販売機がありませんので、飲み物は各自ご持参ください。
*************************************************
◇◆第19回(2011年度)年次大会実行委員会◆◇
*************************************************
【第19回(2011年度)年次大会のご案内(第1版)】
来年度の第19回(2011年度)年次大会は,はじめて海を渡り,四国の地
香川県で開催いたします。大勢の参加者をお待ちしています。今から予
定表にチェックをお願いします。
◇日時・会場
期日:2011年5月28日(土)〜 29日(日)の2日間
会場:香川大学幸町キャンパス研究交流棟5F
(高松駅より1km)
主催:情報知識学会
協力/協賛:文科省戦略的大学連携支援事業「e-Knowledgeコンソー
シアム四国」(eK4、事務局香川大学)
◇プログラム(予定)
2011年5月28日(土)
12:00-13:00 総会、理事会
13:00-15:00 一般講演
15:00-17:30 (または18:00まで)
「eラーニングによる『四国の知』大学連携」シンポジウム
シンポジウム終了後、懇親会
2011年5月29日(日)
10:00(または9:00)-16:30 一般講演、論文賞記念講演等
◇今後の日程(予定)
1月上旬 大会告知、発表募集
3月中旬 プログラム決定
*************************************************
◇◆常務理事会◆◇
*************************************************
【常務理事会の開催】
11月19日(金)17:30から情報知識学会事務所で常務理事
会を開催した。
【第19回(2011年度)年次大会】
来年度年次大会の実行委員長堀幸雄理事より、香川大学eK4関係教員
と協議し、講演3件+簡略研究紹介8件程度の「四国の知」シンポジウ
ム構成案の提示を受けたとのこと報告があった。これを受け、関東か
らの参加者の便を勘案しつつ、全体時間構成を協議の結果、前掲のプ
ログラム案で進めることとなった。
【NIIの学会向けホームページ・スペース提供サービス終了への対応】
NIIが学会向けホームページ・スペース提供サービスを2012年3月で
終了する件への対応について、前回協議に即して原田理事、江草理事
において検討した結果の報告あり。各部会等担当者自身による記事の
分担アップロードの便を図るため、プラットホームとしてwikiを用い
るのが適当であること、また江草理事において、既に一部変換実験を
行い、移転の可能性を確認したとの報告があった。
協議の結果、新サイトをwikiベースで構築する、現存全内容の変換
移転を筑波大学学生アルバイトに委託する、サーバーはSAKURA Internet
を予定する、トップページの維持管理は時実理事の意向に従い、場合
よっては原田・江草理事に交代する等とした。
【年会費等規定の整備】
前回議事に即して会長より、「情報知識学会会費等規定」案の提示
あり。協議の結果、本案を早急に理事会に諮り、了承を得て施行する
ことにした。理事会は電子メールによる持ち回り形式とすることも考
えられるが、12月4日の「情報知識学フォーラム」の開催に合わせて、
当日夕刻同会場にて開催する。開催案内に合わせて本案を電子メール
にて発信し、欠席予定者からは可否の意見と委任状を徴するものとす
る。
【第15回情報知識学フォーラム】
石塚実行委員長より、第15回情報知識学フォーラムの準備状況につ
いて報告あり。前掲案内の通り準備が進んでおり、現在Webによる参
加申込は20名程度である。
協議の結果、非会員の資料代は3,000円であり、当日入会の場合、本
来の年会費は第3四半期入会となるため4,000円であるが、特に1月から
の第4四半期入会扱いとして本年度会費2,000円とし、非会員参加者の当
日入会を促進することにした。
【シニア情報知識学研究部会卓話会の開催および研究部会の設立】
細野監事より、数回のシニア情報知識学研究部会準備会での協議に
より、学会誌に「事始めシリーズ」セクションを開設することとし、
その第1稿を奥住啓介シニア会員に依頼済であること、また「卓話会」
を開催するとの報告あり。第1回卓話会の内容については前掲の通り。
協議の結果、研究部会は準備段階を終えて、その設立を理事会に諮
るのが適当であるので、前記12月4日の理事会に提案することにした。
当面、世話人代表として細野監事において設立趣意書を用意する。
【理事会の開催】
2010年12月4日(金)17:15-17:30、慶応大学三田キャンパス、情
報知識学フォーラム終了後、同会場にて。議案:会費等規定制定の件、
シニア情報知識学研究部会の設立の件。
*************************************************
◇◆後援行事のご案内◆◇
*************************************************
【情報処理学会「人文科学とコンピュータシンポジウム」
(じんもんこん2010)】
・テーマ 人文工学の可能性―異分野融合による「実質化」の方法―
・主催 情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会
・日時 2010年12月11日(土),12日(日)
・会場 東京工業大学大岡山キャンパス(東京都目黒区)
・共催 文部科学省異分野融合による方法的革新を目指した人文・社
会科学研究推進事業『人文工学の方法による人文社会科学の
実質化』(東京工業大学)
・後援(予定を含む):情報知識学会,アート・ドキュメンテーション
学会,記録管理学会,情報メディア学会,全国歴史資料保存利
用機関連絡協議会,電子情報通信学会,日本アーカイブズ学会,
日本情報考古学会,日本図書館情報学会など
・詳細 http://www.jinmoncom.jp/sympo2010/
・趣旨 人文工学とは,人文科学が情報工学と出会い,融合することに
よって,人文科学に新たな展開をもたらす方法論の一つです.人文科学
はともすると主観的解釈の自己言及的な無限ループに陥るとみなされる
こともあります.私どもが今回掲げる人文工学は,それらに科学・工学
的手法を応用することによって,共有可能な解釈へと導くことに挑戦す
るものです.そのアプローチは,多くの人々に人文科学を届けていく「実
質化」への一つの方法を探ることです.
*************************************************
◇◆関連行事のご案内◆◇
*************************************************
【シンポジウム 「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」
−ハーバード大学,レディング大学,北海道大学を事例に− 】
・開催期日 平成22年12月10日(金)10:00-17:00 (受付: 9:30-10:00)
・開催場所 東京大学鉄門記念講堂
(文京区本郷7-3-1 医学部教育研究棟14階)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_02_09_j.html
・主催 国立情報学研究所 および 国立大学図書館協会
・詳細 http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2010/20101210.html
・概要 国立情報学研究所および大学図書館では、平成17年度以来、機関
リポジトリの構築による教育研究成果のオープンアクセス化に努めてまい
りました。その結果、現在日本で機関リポジトリを持つ機関数は180を超え
るなど、一定の成果を収めています。また、SPARC Japanの取組みなどによ
り、オープンアクセスジャーナルへの関心も高まりつつあります。
一方、第4期科学技術基本計画の策定に向けて、「科学技術基本政策策定
の基本方針」(総合科学技術会議・平成22年6月16日)には、機関リポジト
リの充実や研究成果へのアクセスの容易化、学術情報のデジタル化やオー
プンアクセスの推進等が盛り込まれ、これらの施策は政策的にも重要な位置
を占めつつあります。
今回のシンポジウムでは、世界に先駆けて、研究者自らの発案で研究成
果のオープンアクセス方針を決定したハーバード大学を始め、国内外の最
新の事例をご報告いただきます。研究成果の公開促進の意義と課題につい
て議論する場といたしたく、関係者各位にはぜひご参加くださいますよう、
ご案内申し上げます。
・プログラム:
10:00-10:20
オープンアクセス序論:概況報告
尾城 孝一 (東京大学附属図書館情報管理課長)
10:20-12:00
講演1 "The Harvard Open-Access Policies"
スチュアート・シーバー(ハーバード大学、Welch Professor
of Computer Science,Director, Office for Scholarly
Communication)
13:30〜14:30
講演2 "Open Access in the UK: University of Reading and Beyond"
アンドリュー・A・アダムス(明治大学大学院経営学研究科特
任教授)
14:30〜15:00
講演3 「北海道大学の機関リポジトリの状況について」
山本和雄(北海道大学附属図書館学術システム課長)
15:00〜15:30
講演4 「海外におけるオープンアクセス化に関する政策論議の展開
(米国を中心に)」
遠藤 悟(東京工業大学大学マネジメントセンター教授)
15:50〜17:00
パネルディスカッション
司会:安達淳(国立情報学研究所学術基盤推進部長・教授)
パネリスト:
スチュアート・シーバー,アンドリュー・A・アダムス
山本和雄,遠藤悟,加藤憲二(静岡大学附属図書館長)
※逐次通訳つき
*************************************************
◇◆関連団体の行事のご案内◆◇
*************************************************
【人工知能学会(JSAI)】
◆人工知能学会「社会における AI研究会」 第11回研究会
(「社会におけるAI・エボリューショナリコンピュテーション合同研
究会」)
・日程12月4日(土)
・場所 愛知工業大学八草キャンパス1号館3階 メディア視聴覚室
・日本ファジィ学会エボリューショナリ・コンピュテーション(ECOmp)研究会と合同開催
※詳しくは:http://www.ai-gakkai.or.jp/jsai/
【科学技術振興機構(JST)】シンポジウムのご案内
◆世界を魅せる日本の課題解決型基礎研究〜JST目利き制度とその可能性
◇JSTがこれまで行ってきた戦略的創造研究推進事業について、その成
果を振り返ると同時に、これからの日本の科学技術の発展に向けた事業
の在り方を問うていきます。
・開催日時:12月6日(月)
・会場 : 東京国際フォーラム B5ホール
・主催 : (独)科学技術振興機構 (JST)
・後援 : 文部科学省
・参加費: 無料
※詳しくは: http://www.senryaku30.jst.go.jp/outline.html
【情報処理学会 (IPS)】セミナーのご案内
◆連続セミナー2010第6回「次世代クラウドコンピューティングに向けて」
◇最終回となる第6回では、企業の基幹業務、電子行政、交通制御、プラ
ント監視などの社会インフラに適用可能な「次世代クラウド」の実現に
向けた最先端技術を紹介します。 クラウドコンピューティングを構成
するアプライアンス、ネットワーク、データセンタのそれぞれの分野の
エキスパートをお招きし、次世代クラウドの全貌を明らかにします。
・コーディネータ: 後藤 厚宏(NTTサイバースペース研究所 所長)
・開催日時: 12月6日(月) 9:30 〜 17:00
・会場: 東京電機大学 神田キャンパス7号館1F 丹羽ホール
※詳しくは: http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/seminar/2010/2010-6.html
*************************************************
◇◆編集後記◆◇
*************************************************
最近,iPadを「持ち歩いているだけ」ではなく「使っている」人々を
目にする機会が増えてきた。しかし,その使っているアプリは,電子書
籍ではなく,大きなPDAとして使われているのがほとんどではないかと
思われる。こういうガジェットが大好きな私も,iPhone, Kindle, iPad
をはじめ,いくつかをしばらく使ってみたものの,結局,日常的に使う
のは使い慣れたPCと紙の図書・雑誌に戻ってしまっている。
近い将来には,電子書籍端末が私たちの生活を変えていくのだろうと
は思うのだが,まだまだその道筋は見えない。こんな時にタイムリーに
開催される「情報知識学フォーラム」。講演1から講演3まで,素晴ら
しい講師陣が登場されるチャンス。皆様,是非ご参加を!
ご意見・ご感想は jsik@nifty.com まで,気軽にお寄せください.
メールマガジン11月号担当 原田隆史(慶應義塾大学)