#title(情報知識学会「若手の会」開催(2003年9月30日))
情報知識学会「若手の会」開催(2003年9月30日)
*情報知識学会「若手の会」開催(2003年9月30日) [#efb830cf]

''情報知識学会事務局にて「若手の会」が開催されました''~
**情報知識学会事務局にて「若手の会」が開催されました [#g8755862]
''以下は,出席者の一人によるレポートです.''

「学会事務局というのはね、トッパンの地下にあるんですよ。」~
「へえー、なんだか秘密基地みたいですねぇ。どんでん返しの奥にあったり~
するんじゃないですか?」~
「ええ、そんな感じですね。」
 
 そんなことを話しながら秋葉原駅、昭和通り口から事務局へとつらつら歩く。~
途中、コンビニで食料と酒を買い込む。~
 仕事を終えた社員諸氏が出てくる流れとは逆に、酒瓶がのぞくコンビニ袋を~
ぶら下げた私服の男二人がふらりと玄関をくぐる。あやしい。~
 導かれるまま、入ってすぐ左手から地下に降りると通路があり、曲がるとふいに~
事務局が現れた。

「やあ、待ってましたよ。」~
 事務局長の五所さんは、秘密基地の長官に見えた。~
そしてその横には、三人目の「若手」がいた。~
新たな仲間との邂逅はうれしいものだ。初対面の挨拶を済ませると早速~
食べ始め、飲み始めたのだが、ここで事務局のその方面に関する~
設備について述べておきたい。~
 部屋の奥には小部屋があり、流し台がある。~
 台には電子レンジが載っている。かなり大型で、多機能である。~
多機能すぎて、「若手」にもかかわらず操作に混乱をきたした。~
 さらに大型冷蔵庫もある。自動製氷機能付きの優れものだ。~
中にはどうやら水とウィスキーしか入っていないのであって、今後活用の~
余地有りと思われた。~
 実に、たまり場としてはうってつけの設備にあふれている。

 もちろん、事務局には「食」以外の設備も充実していた。~
ただの壁と見えていたのは、全面これロッカーなのだった。抜群の収納力である。~
 テーブルは、パソコンを載せることを考慮し、人が乗ってワアアッと踊っても~
大丈夫なのだとか。~
「はあー。そういう事態が想定されてるんですか。」~
と大真面目で聞いたのは、たぶん酔いがまわり始めていたのだろう。

 買ってきた酒が少ないと見るや、五所さんはついと立って、~
日本酒(上善如水)とウィスキー(カティ・サーク)を買ってこられた。~
 若手三人のうち、二人は酒量が控えめなので、残り一人(はい、私です)と~
五所さんとでこれらを空けようという勢いなのであった。

 ほとんどは雑談が交わされる中、時々ふいっと、今後の学会についての~
重要な意見が吐かれる。あらたまって「ブレインストーミング」などと看板を~
掲げなくても、さりげない飲み会の席で自由なアイデア出しが行われ得る。~
 そしてそうした意見を引き出してしまう局長の手腕は流石なのであった。

 雑談の中で、秋葉原がIT先端都市を目指すらしいという話題がでた。~
 色々意見が出るのを聞く中で、酩酊する頭で考えた。~
その秋葉原に事務局を設ける情報知識学会もまた、これから大きな~
飛躍をするかもしれない。今、その前夜に立ち会っているのかもしれないと。

「どうですか。このウィスキー?ぼくはこの帆船のマークが気に入ったんで、~
これにしちゃったんだけど。」~
 カティ・サークのラベルには帆船が描かれていた。~
「船はいいですよー。どうですか、ヨット。興味があるなら乗せてあげますよ。」~
 乗りたいなあ、と思った。クルーたちと一緒に海に漕ぎ出すというのは~
なぜか心を惹きつけてやまない。~
 だが、カナヅチであるのと、暇がないのとが実現を妨げている。~
泳げないというのは、実は何の障害にもならないとのことなのだが、~
貧乏暇なしなのはいかんともしがたい。~
 しかし、ある意味では、この学会も船であって、その一員として~
情報の大海原に漕ぎ出そうとしている。~
 帆船のマークを見つめていたら、そんな感慨をおぼえた。

                                  (文責:永沼)
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