#title(メールマガジン 23号)
*メールマガジン 23号 [#g88b6c69]

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 ◇◆● 情 報 知 識 学 会 メール マ ガ ジ ン ●◆◇2009.5.30 ◇ No.23.
 
  情報知識学会メルマガ読者の皆様!
 
  今号から岡本編集長指導のもと、ゲスト編集委員がメールマガジン編集を担
 当することとなり、トップバッターは2009年度年次大会実行委員が拝命いたし
 ました。なにぶん初めてのことですのでいたらないこともあるかと思いますが、
 よろしくお願いいたします。
  年次大会は皆様のご協力により、26件の発表、参加者も87名とあわや?3桁
 に達するかという盛況のうちに終わりました。ご報告と共に、御礼を申し上げ
 ます。
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 ◇◆◇☆ 5月号・目次 ☆◇◆◇
  
  ◆お知らせ
   【第17回(2009年度)年次大会終わる】
   【情報知識学会第6回論文賞発表】
   【J-STAGEからのお知らせ】
  ◆情報知識学会第17回(2009年度)年次大会のご報告
   【研究報告会】
   【論文賞表彰式+記念講演】
   【情報交流会】
   【大会参加人数】
  ◆情報知識学会・平成21年度総会・速報
  ◆平成21年度第2回理事会・速報
  ◆会員からの情報
   【第8回NTCIRワークショップ (2009/2010)】
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 ◇◆お知らせ◇◆
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 【第17回(2009年度)年次大会終わる】
 ◆5月16日、第17回(2009年度)年次大会は盛会の内に終了しました。
 
  ☆詳細は下記【情報知識学会第17回(2009年度)年次大会のご報告】を
 ご覧下さい。
 
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 【情報知識学会第6回論文賞発表】
 ◆年次大会において第6回論文賞が発表され、表彰式にて賞状の贈呈、受賞者
 による記念講演などが行われました。
  ☆詳細は【論文賞表彰式+記念講演】の項をご参照下さい。
 
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 【J-STAGEからのお知らせ】
 ◆次回定期システムメンテナンス予定
 定期システムメンテナンスのため、以下の時間帯にサービスが一時的に、
 停止されます。
   ☆ 6月27日(土) 10:00〜15:00
 
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 ◇◆情報知識学会第17回(2009年度)年次大会のご報告◇◆
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  情報知識学会第17回(2009年度)年次大会は、5月16日(土)に東京工業大
 学で開催され、大変盛況の中で幕を閉じました。発表数や参加者数が過去最多
 であったばかりでなく、その内容も多岐に渡り、それぞれのセッションにおけ
 る熱心な発表及び討議が印象に残る大会でした。特に学生の方など、若い研究
 者の発表や参加が例年より多く見られた大会で、大会の中で表彰式が催された
 論文賞も、二件が受賞し、様々な面で収穫の多い大会となりました。
  さらに、今年は研究発表会後の懇親会を「情報交流会」と改め、より多くの
 参加してもらえるよう、一般の会費を安くし、学生の参加者は無料としました。
 その甲斐があってか、学生の方を始めてとして、より多くの方に参加して頂く
 ことができ、貴重な情報交流の機会を持つことができたと思われます。今回、
 行われた発表が、さらに論文誌などに投稿することで、より多様な研究が発展
 していくものと期待されます。
  このように、充実した年次大会となった本大会の開催には、例年通り多くの
 方のご協力頂きました。発表会場のホスト役となって頂いた東京工業大学大学
 院社会理工学研究科価値システム専攻徃住研究室の皆様、本学会理事、事務局
 の皆様、そして発表者と大会に参加された皆様及び実行委員、スタッフ、学会
 員の方々に改めて御礼を申し上げます。それでは、新たな委員と会場で開催さ
 れる来年度の年次大会も、どうぞよろしくお願いいたします。
 
  実行委員長 研谷紀夫
 
 (なお、会場風景の写真を含め、詳しくはホームページに掲載予定です。)
 
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 【研究報告会】
 ◆発表報告数26件となり、過去最高の発表件数で、初めて全ての研究発表セッ
 ションがパラレル進行となり、どちらの会場でも活発な議論がなされました。
 
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 【論文賞表彰式・記念講演】
 ◆第6回論文賞には下記2編が選ばれました。賞状授与、記念別刷贈呈の後、各
 受賞者から記念講演がありました。なお、得票数や内容からみて、両者甲乙つ
 けがたいため、今回は2編に授与されました。
 
 ・角田裕之
 「研究貢献度の国際評価研究 − 図書館情報学領域における論文の引用分析」
 (学会誌 Vol.18 (2008), No.1, p.4-21)
 
 受賞理由:
  本論文は、ミクロな情報を考慮に入れた国の研究貢献度指標として、
 National Contribution(NC)を提案する新しい試みについて述べている。引
 用解析の評価性については、種々の議論があるが、現在これ以上の定量性をも
 つ方法は開発されてない。国ごとの貢献度を測ろうとした着想は優れている。
 引用・被引用について、各国相互の関係を行列化して、全貌を明らかにしたの
 は、適切な手法であり、各指数の相関を比較した姿勢は評価できる。また、こ
 の手法を図書館情報学に適用して、実際データについて検定したのは、実証性
 の点で、高く評価される。適用の結果、得られたデータは警醒的な成果である。
 日本が韓国・台湾に劣るという実現値を素直に受け取って、我が国の研究指導
 者は大いに議論、反省せねばなるまい。
  この論文の現実性が他に刺激を与え、人々を勇気づけるものと評価される。
 よって、第6回情報知識学会論文賞を授与する。
 
 ・浅野俊幸、下羅弘樹、外間正浩、天見正和、佐土原聡
 「災害対応情報の共有化を考慮したXMLスキーマの設計」
 (学会誌 Vol.18 (2008), No.3, p.220-239)
 
 受賞理由:
  本論文は、災害発生時に自治体、消防庁などの関係機関の間で被害発生状況
 などに関する情報を共有し、適切な対策を実施するために必要とされる情報に
 ついて分析し、これをXMLスキーマの形で記述したものである。
  これまで開発されてきた各組織内での情報共有のための取り組みに関して、
 これを分析し、必要とされる情報項目と表現を明らかにしている。同じ情報で
 あっても異なった組織の間では扱われ方が異なる場合などでの情報共有を考慮
 している点、また、国内の各機関に固有の事情について考察を加えている点が
 他の研究と比較して本研究のユニークな点となっている。
  加えて、実際に自治体からの被害状況速報に用いられている第4号様式に準
 拠した構造とすることで、現状の作業にも対応した実用的なものとなっている。
 自治体、消防庁など実際に災害後の対応を行う組織を含む複数の機関が参画し、
 実際にあった災害に基づいたシナリオを用いた実証実験において問題点を確認
 し、実用性と今後の改善点について具体的に述べており、災害時の異なった組
 織の間での情報・知識共有のための標準化に向けた実用的な研究開発としても
 評価される。よって、第6回情報知識学会論文賞を授与する。
 
  ◇これらは学会誌の他、 J-Stageにてオンラインで論文全文を参照できます。
   http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jsik/-char/ja/
 
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 【情報交流会】
 ◆会場2階のコラボレーションルームにて開催。非会員の方の参加もあり、
 盛況に終わりました。
 ☆司会:高久雅生実行副委員長(前半)、江草由佳実行副委員長(後半)
 1)開会挨拶:研谷紀夫実行委員長
 2)乾杯:細野公男評議員会議長
 3)閉会挨拶:根岸正光会長
 
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 【大会参加人数】
 ◆参加人数は以下の通りでした。
 ・研究報告会:87名
  (内訳:正会員54名、学生会員4名、法人会員2名、非会員27名)
 ・情報交流会:36名(+学生飛び入り数名)
 
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 ◆◇情報知識学会・平成21年度総会・速報◆◇
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 ◆年次大会において、本年度の情報知識学会総会が開かれました。
 (議事録および総会資料全文は学会誌19巻3号に掲載する予定です。)
 
  ◇日時: 平成21年5月16日(土) 9:20〜10:00
  ◇場所: 東京工業大学 大岡山キャンパス 西9号館
  ◇議長: 根岸会長
  ◇司会進行:安永副会長
  ◇議事
   1)総会有効成立確認:事務局
   2)平成20年度事業報告:長塚常務理事
   3)平成20年度決算報告:長塚常務理事
   4)平成20年度監査結果報告:山本監事
   5)平成21年度役員紹介:根岸会長
   6)平成21年度事業計画説明:石塚副会長
   7)平成21年度予算案説明:石塚副会長
   8)定款改定:根岸会長
   9)会員増強策:根岸会長
   10)その他
 
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 ◆◇平成21年度第2回理事会・速報◆◇
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 ◆年次大会の昼休み時間に、第2回理事会が開かれました。
 
 日 時:平成21年5月16日(土) 12:05〜12:50
 会 場:東京工業大学 大岡山校舎 西9号館(研究報告会と同会場)
 出席者:根岸、石塚、、安永、岩田、宇陀、国沢、長塚、江草、長田、阪口、
     高久、田窪、田良島、時実、研谷、堀、八重樫、山本、細野。計19名、
     他に藤原、村井、五所。
 委任状:小川、中川、岡本、岸田、後藤、白鳥、原田。計7名
 議 長:根岸会長
 確 認:理事会メンバー26名中出席19名、よって定足数14名を満たし、理事会
     成立。
     前回理事会(4月27日)議事録は異議無く承認された。
 
 [議題]
 1.会員増強策
    本日朝の総会の標記議題に関し、意見交換が行われた。
    これを踏まえ、常務理事会を開き、具体策を検討することとした。
 2.メールマガジンの編集・発行
    前回理事会で話し合われた通り、岡本編集長の指示により、毎号持ち回りで
    各理事が編集を担当する。
    最終稿は岡本編集長の校閲を経て発行(配信)する。5月号の編集は、
    本日の年次大会実行委員会に依頼する。
 3.平成22年度役員選挙管理委員会
    来春の役員投票を実施するため、本年後半には選挙管理委員会を発足させ
    る必要があり、委員長の人選について意見交換を行った。
 4.論文賞選考結果報告(論文賞推薦委員会 安永委員長)
    2009年度情報知識学会論文賞投票は5月1日開票の結果、候補2論文の得
    票が僅差であったため、双方に論文賞を授与する。公式発表・表彰式は
    本日午後、この会場で行う。
 
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 ◆◇会員からの情報◆◇
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 【第8回NTCIRワークショップ (2009/2010)】
 
 情報アクセス技術の評価:
  情報検索、質問応答、言語横断情報アクセス
  May 2009 - June 2010成果報告会
 2010年6月15-18日 東京 学術総合センター
 
  大規模なテストコレクションを用いた検索、アジア言語と英語の言語横断検索、
 質問応答、言語横断情報アクセスに関心のある研究グループはどなたでも歓迎
 します。どうぞ、奮ってご参加ください。
  現在、NTCIR-8のタスクへの参加登録を開始しました。みなさまのご参加を
 お待ちしております。学生さんや周囲のご関心の方々にもぜひご紹介ください。
  詳しくは、
 http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-ws8/ws-ja.html
 をご覧ください。
 
 【石川大介会員からの情報です】
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 ◆◇【編集後記】◇◆
  新体制によるはじめてのメールマガジン編集でしたが、なんとか発行するま
 でこぎつけました。ゲスト編集委員がかわるがわるメルマガを発行するという
 試みですが、こんな感じで続けていければと思います。メルマガをこれからも
 よろしくお願い申し上げます。
  ご意見・ご感想などは: jsik@nifty.com まで、気軽にお寄せ下さい。
 
        (メールマガジン編集長:岡本 由起子、
 本号担当編集委員: 研谷紀夫、江草由佳、高久雅生、村井源)
 ◇◆◇◆◇◆

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