#title(メールマガジン 34号)
*メールマガジン 34号 [#n8ae347f]

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 ◇◆● 情 報 知 識 学 会 メール マ ガ ジ ン ●◆◇2010.6.28 ◇ No.34.
 
  情報知識学会メール マガジン読者の皆様
 
 メールマガジン6月号をお届け致します。
 
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  6月号 C O N T E N T S (目次)
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 ◇◆情報知識学会常務理事会◆◇
 
 【平成22年度第1回常務理事会議事概要】
 
 ◇◆後援行事ご案内◆◇
 
 【関西部会後援行事「TP&Dフォーラム2010」】
 【国立科学博物館「核と人工物の歴史と科学」講演会】
 
 ◇◆関連団体の行事のご案内◆◇
 
 【人工知能学会 第78回 人工知能基本問題研究会 (SIG-FPAI)】
 【科学技術振興機構 第2回 JST情報活用カンファレンス】
 【情報メディア学会第9回研究大会開催】
 【情報科学技術協会 「第7回情報プロフェッショナルシンポジウム」】
 
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 ◇◆情報知識学会常務理事会◆◇
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 【平成22年度第1回常務理事会/議事概要】
 
 日 時:平成22年6月16日(水)17:30-20:10
 会 場:情報知識学会事務局
 出席者:根岸、石塚、長塚、江草、小川、国沢、田良島、原田
 
 1.本年度情報知識学フォーラムの件
 
  冒頭会長より、「kindle、iPadの発売を受け、電子書籍が話題になっており、
 その流通フォーマットとしてのepubについても、日本語化等に関する議論が活
 発であるが、学術雑誌方面での関心は薄いようである。当学会はわが国初の
 SGMLの学会誌への適用実験を1990年に実施し、SGML研修フォーラム(現情報知
 識学フォーラム)を開催するなど、この方面には積極的に関わってきた(石塚
 英弘「SGMLによる情報知識学会誌の編集印刷について」、情報知識学会誌、1巻
 1号24頁 (1990.12))。こうした経緯と昨今の情勢に鑑み、本学会誌のepub対
 応とiPad等での配信閲覧を検討してみてはどうか。常務理事間での事前の意見
 交換では、この関連を本年度フォーラムのテーマとすることも考えられ、合わ
 せて議論頂きたい。」との議題趣旨解説あり。
 
  これを踏まえ、次項議題とも一括して議論した結果、本年度フォーラムの実
 施は、下記の要領とすることにした。
 
 実行委員長:石塚副会長
 
 実行委員: 小川、原田、江草各常務理事。
 さらに増員について石塚実行委員長に一任。
 
 開催日時: 2010年12月3、4、10、11日のいずれか1日(金曜または土曜)。
 
 会場: 筑波大学東京リエゾンオフィス(秋葉原ダイビル)、
 慶応大学三田キャンパス、東京理科大神楽坂キャンパス等を検討。
 
 テーマ: 学術雑誌の読書端末対応や電子出版の動向分析を含めて、
 実行委員会において検討。
 
 2.本学会誌のepub対応化の件
 
  標記に関連して下記のような情勢分析、意見交換を行った。
 
 ・原田常務理事が既にサンプル論文のepubへの変換、iPad表示等の実験を行い、
 現状の変換ツール類の検証を行いつつある。
 
 ・文書フォーマットは、既に普及しているものに青空文庫形式など多種あり、
 共通中間フォーマット策定のアイデアもある。
 
 ・ここ20年程度を見渡して、電子出版、電子書籍の第3?の波が来ているとも
 見られる。
 
 ・「電子書籍元年」ということで、出版業界、政府系等々で各種の動きが活発
 化しており、こうした中で、どのように本学会の活動としての独自性を出す
 べきか。
 
 ・学術雑誌、学術論文を対象とするというのが、重要ではないか。
 
 ・小説などは娯楽系の最終消費財であるが、学術論文は研究者にとって研究の
 ための原材料、中間財であり、単に読むだけに止まらず、メモの書き込み、
 保存などが必要で、その利用法には独自のものがあり、これに対応するシス
 テムが必要。
 
 ・関係各方面で全体的に関心が高まる一方で、環境未整備、模索状態であるの
 で、本学会として何らかの活動を始める時期として、現時点は適当であろう。
 
 ・例えば、本学会誌論文の一部をepub化して、学会HPに掲載し、iPadなどでの
 閲覧に供すれば、それなりのデモ効果があろう。
 
  これら議論を踏まえ、当面、長塚副会長、小川、原田各常務理事において、
 本学会誌論文をサンプルとして、変換実験等を検討し、可能であればその結果
 報告をフォーラムに盛り込むことにした。
 
 3.その他
 
  田良島常務理事より、「現在、文化審議会文化政策部会の審議において、文
 化芸術振興の重点施策のひとつとして『アーカイブの構築』がとりあげられて
 おり、アート・ドキュメンテーション学会、記録管理学会等と連名にて、その
 推進を応援するようなパブコメを提出してはどうか。」との提案があり、田良
 島理事の文案作成後、常務理事会において、文言調整、連名パブコメの提出に
 ついて審議、決定することにした。
 
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 ◇◆後援行事ご案内◆◇
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 【関西部会後援行事「TP&Dフォーラム2010」のご案内】
 
  「TP&Dフォーラム2010」が下記の要領で開催されます。
  これは、情報や知識の組織化に関するフォーラムであり、発表時間と質疑応
 答時間を十分に取り、熱心にディスカッションしようという趣旨で、毎年開催
 されているものです(今回は第20回です)。
 
 日時:8月20日午後〜8月21日午前
 会場:からすま京都ホテル
 発表:
  崔錫斗氏(韓国・漢城大学)ほか
   「情報検索におけるシソーラスを利用した多義性の解消」
  橋詰秋子氏(国立国会図書館)「日本の目録におけるFRBR」
  上田洋氏(ATR-Promotion)ほか
   「Web上の情報を利用した著者名典拠作成の自動化」
 
  なお、申し込み方法など、詳しくは以下のURLをご覧ください。
  http://tpd.eplang.jp/index.php?%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%E9%A5%E02010
 
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 【国立科学博物館「核と人工物の歴史と科学」講演会のご案内】
 
 日時: 第1回 平成22年 7月1日 (木) 13:30-17:00
 第2回 平成22年 7月2日 (金) 13:30-17:00
 
 場所: 国立科学博物館 日本館 2階講堂
 〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
 
 主催: 独立行政法人 国立科学博物館
 
 後援: 情報知識学会、日本学術会議国際サイエンスデータ分科会、
 日本学術振興会原子炉材料第122委員会、日本原子力学会核燃料部会、
 CODATA(国際科学会議科学技術データ委員会)
 
 趣旨: 原子力に関する世界の動きはかつてなく速い。原子力を取り巻く国際的
 な状況は予想を上回る勢いで大きく変化し、50余年の歴史で確立した
 技術的な優位性も早晩キャッチアップされ、国際標準への関与や核燃料
 サプライチェーンの強弱によって牽制される。核不拡散、核セキュリ
 ティ、エネルギー安全保障や地球温暖化問題での国際的なレジームもダ
 イナミックに変化し、国際的な枠組み作りや新規導入国との共創など、
 具体的な取組を一層のスピード感をもって戦略的に強化、実行していく
 必要がある。これまで蓄積した経験を緻密に分析しながら、新たな時代
 を拓くための基盤の拡充を考えてみたい。
 
 プログラム:
 
 第1回 平成22年7月1日(木) 13:30-17:00
 
 (1) 新しいシステム(ABWR)の国際共同開発の経験と今後への提言講演:
 齊藤莊藏氏 (日立GEニュークリア・エナジー株式会社取締役会長)
 (2) オーラルヒストリーと書誌分析から考える原子力の過去、現在、
 未来講演:岩田修一氏 (東京大学大学院教授)
 
 第2回 平成22年7月2日(金) 13:30-17:00
 (3) 人工物の科学
 講師:吉川弘之氏 (科学技術振興機構研究開発戦略センター長)
 (4) 原子力の新たな国際戦略
 講師:鈴木達治郎氏 (原子力委員会委員長代理)
 (5) 総括
 
 講演会にのみご参加の場合は寛永寺側(正面左手)の通用門の受付よりお入り下さい。
 http://www.kahaku.go.jp/userguide/access/index.html
 
 連絡先:岩田修一 (iwata@k.u-tokyo.ac.jp)
 
 問い合わせ先:国立科学博物館 研究推進課
 〒169-0073 東京都新宿区百人町 3-23-1 電話:03-3364-2311 (代表)
 
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 ◇◆関連団体の行事のご案内◆◇
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 【人工知能学会 第78回 人工知能基本問題研究会 (SIG-FPAI)】
 
 テーマ: 特集「脳科学と知識処理」および一般
 日時: 7月31日(土)〜8月1日(日)
 場所: 兵庫県立大学(神戸キャンパス 神戸ハーバーランドセンタービル23階)
 URL: http://www.dumbo.ai.kyutech.ac.jp/sigfpai/cfp.html
 
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 【科学技術振興機構 第2回 JST情報活用カンファレンス】
 
 テーマ: 「情報活用力」それは企業と未来をつなぐ架け橋
 
 東日本セッション(東京会場)
 
 日時:2010年7月7日 (水) 13:00〜17:00(12:30受付開始)
 場所:JST東京本部【サイエンスプラザ】  B1 JSTホール
 
 西日本セッション(大阪会場)
 
 日時:2010年7月22日 (木) 13:00〜17:00(12:30受付開始)
 場所:大阪科学技術センター【OSTEC】 8F 中ホール
 
 URL: http://pr.jst.go.jp/conference/
 
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 【情報メディア学会第9回研究大会開催】
 
 テーマ: ナビゲータとしての情報コンシェルジュ : 個別のニーズに合わせた情
 報提供
 日時: 7月3日(土)10:00〜17:30
 場所: 東京大学 山上会館
 URL: http://www.jsims.jp/kenkyu-taikai/yokoku/09.html
 
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 【情報科学技術協会 「第7回情報プロフェッショナルシンポジウム」】
 
 日時: 11月18日 (木)〜19日 (金)
 場所: 日本科学未来館 (東京 お台場)
 URL: http://www.infosta.or.jp/symposium/infopro2010hapyobosyu.html
 一般講演受付: 5月1日(土)〜6月30日(水)
 
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 ◆◇【編集後記】◇◆
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 今月ははやぶさの帰還、ワールドカップなどなかなかにイベントの多い月で、
 いつにもまして早く間に過ぎたように思われます。IT業界でも、先月末には
 iPadが発売されて電子出版の話題が盛り上がりましたが、もう部屋も本で一
 杯なので、国内でもたくさんの本が電子的に読めるようになってほしいもの
 です。
 
  ご意見・ご感想は: jsik@nifty.com まで、気軽にお寄せ下さい。
 
              メールマガジン6月号担当: 芦野俊宏(東洋大学)
 ◇◆◇◆◇◆

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