#title(メールマガジン 38号) *メールマガジン 38号 [#v9223b66] ************************************************************************ ◇◆● 情 報 知 識 学 会 メール マ ガ ジ ン ●◆◇2010.10.26 ◇ No.38 情報知識学会メール マガジン読者の皆様 メールマガジン10月号をお届け致します. =================================================================== 10月号 C O N T E N T S (目次) =================================================================== ◇◆情報知識学フォーラム実行委員会◆◇ 12-04(土)【第15回情報知識学フォーラムのご案内】 ◇◆常務理事会◆◇ 【常務理事会の開催】 【第19回(2011年度)年次大会のご案内】 【シニア情報知識学研究部会(仮称)の設立に関して】 【NIIの学会向けホームページ・スペース提供サービス終了への対応】 【年会費関連規定の整備】 【会員増強策】 【第15回情報知識学フォーラム】 ◇◆後援行事のお知らせ◆◇ 12-11(土)--12(日)【情報処理学会 じんもんこん2010】 ◇◆関連行事のお知らせ◆◇ 11-5(金)【一般財団法人デジタル文化財創出機構発足記念シンポジウム 「進化するミュージアム 2010」】 ◇◆関連団体の行事のお知らせ◆◇ 11-14(日)【アート・ドキュメンテーション学会 秋季研究発表会】 11-18(木)--19(金)【情報科学技術協会(INFOSTA) INFOPRO2010】 11-27(土)【情報メディア学会(JSIMS) 研究会】 ************************************************* ◇◆情報知識学フォーラム実行委員会◆◇ ************************************************* 【第15回情報知識学フォーラム「多様化する電子書籍端末と学術情報流通」のご案内 (第3版)】 iPad, Kindleは電子書籍のブームを起こしましたが、現状はむしろ 多様化しているように見えます。そこで今回のフォーラムでは、 標記のテーマを主に技術的観点から考えるため、次のとおり、 大学、出版、印刷の分野から専門家を招き、講演と総合討論を行います。 皆様、どうぞご参加ください。 ◇日時・会場 期日 2010年12月4日(土)13:00〜17:20 会場 慶應義塾大学 三田キャンパス第1校舎111教室 (〒108-8345 東京都港区三田2-15-45) 主催 情報知識学会 後援 (社)情報科学技術協会 協賛 (社)日本印刷学会 ◇プログラム(予定) □ 13:00-13:10 開会挨拶 根岸正光 (情報知識学会会長) □ 13:10-15:40 講演 講演1「書籍の電子化がもたらすもの ―素朴な疑問と素朴な期待―」 杉本重雄 (筑波大学教授) 講演2 「電子書籍の交換フォーマットの現状と標準化」 植村八潮 (東京電機大学出版局 局長) 講演3 「EPUBの多言語対応に向けた取組と事例報告」 秋元良仁 (凸版印刷(株)情報技術研究室 シニア研究員) −−− 休憩 ( 10分 ) −−− □ 15:50-17:10 講演および総合討論 講演4「電子書籍フォーマットの研究動向と学術情報流通への課題」 原田隆史 (慶應義塾大学准教授) 総合討論 司会: 原田隆史 パネリスト: 杉本重雄,植村八潮,秋元良仁 □ 17:10-17:20 閉会挨拶 石塚英弘 (筑波大学; 第15回情報知識学フォーラム実行委員長) □ 17:30- 懇親会 ◇参加費と事前登録 参加費:無料.ただし,非会員のみ: 論文集代 3,000円(一般) / 1,500円(学 生) 事前申込フォームを学会サイトにて10月末開設予定 詳細は http://jsik.jp よりお願いいたします. ************************************************* ◇◆常務理事会◆◇ ************************************************* 【常務理事会の開催】 9月22日(水)17:30から情報知識学会事務所で常務理事 会を開催しました. 【第19回(2011年度)年次大会のご案内】 来年度年次大会は、実行委員長堀幸雄理事により香川大学 にて開催として準備中であるが、地方開催であるので、学会 として一層の支援が必要と考えられ、堀委員長に出席を求め て協議した。堀委員長より現況報告の後、協議の結果、下記 要項で進めることとした。 期日:2011年5月28日(土)、29日(日)の2日間 会場:香川大学幸町キャンパス研究交流棟(高松駅より1km) 協力・協賛:文科省戦略的大学連携支援事業「e-Knowledgeコ ンソーシアム四国」を予定 【シニア情報知識学研究部会(仮称)の設立に関して】 根岸会長,長塚・石塚両副会長,山本監事,松村多美子 シニア会員,それに細野などでシニア情報知識学研究部会 (仮称)を設立するための準備が進められています.当該 部会の最終案はいずれ理事会あるいは総会等で承認を得る ことになると思われますが,現在の進捗状況についてお知 らせします. これまでインフォーマルに3回行われた準備会では,本 部会の名称を「シニア情報知識学研究部会」とし,その目 的は「シニアを対象として情報知識学の応用を考える」や 「シニアの観点・立場から情報知識学そのものを考える」 とし,部会員には会員の種別を問わず誰でもなれることな どが,検討されています.活動形態の一つとして,長老の 方々を含む多くの会員諸氏から情報知識学と関わるさまざ まな過去の活動や動きに関して昔話やエピソードを収集し, なんらかの形でそれを発表・保存することがあげられます. これまで日の目を見ることのなかった過去の知見や叡智あ るいは遭遇した各種の問題・危機についての知識・情報を 共有することが,情報知識学の健全な発展に不可欠である と考えられるからです. 以上のことを踏まえて準備会では,とりあえず学会誌に 「事始シリーズ」と銘打った欄を用意していただき,何人 かの方々に上述の観点から随想のようなものを書いてもらっ たらどうかということになりました.分量は出来上がり2頁 (3000字程度)を想定しています. なお,本件に関して常務理事等から「オーラル・ヒスト リーを取り上げたらどうか」「特別な場合にはもっと長く てもよいのではないか,シニア会員自身の研究の集大成を 掲載することも考えられるのはないか」との意見を頂戴し ています.こうしたご意見は今後の準備会で検討していく ことになっています.(文責:細野) 【NIIの学会向けホームページ・スペース提供サービス終了への対応】 NIIより、従来の学会向けホームページ・スペース提供サービ スを2012年3月で終了する旨通知があるため、今後、原田理事、 江草理事を中心に検討を進める。 【年会費関連規定の整備】 事務局より、年度途中での退会申出者について、当年度会 費の徴収をどうするか、明示的規定がないので、この際整備 したいとの提案あり。協議の結果内容を会長が案文原案を起 草し提示を行う予定。 【会員増強策】 前項に関連して、岩田理事より、若手会員の増強に資する ような企画立案が望まれるとして、次記の提案あり。昨今若 手研究者については有期雇用が常態化しており、わが国の今 後の学術発展にとって、これは必ずしも有益とはいえず、こ れに関して議論を喚起するような企画を考えてはどうか。協議 の結果、論点として重要なものであるので、岩田理事において、 さらに具体化を図ってもらうよう要請する。 【第15回情報知識学フォーラム】 石塚実行委員長より、第15回情報知識学フォーラムの準備状 況について報告あり。詳細は前述の通り。概要は既にメルマガ で広報したとおり、12月4日(土)午後、慶応大学三田キャン パスにて開催として、準備が順調に進んでいる。小川理事の手 配により「印刷雑誌」に広報記事が掲載された。なお、講演は4件 あるが、その他の記事等について国沢編集委員長に検討頂く予定。 ************************************************* ◇◆後援行事のご案内◆◇ ************************************************* 【情報処理学会「人文科学とコンピュータシンポジウム」(じんもんこん 2010)】 ・テーマ 人文工学の可能性―異分野融合による「実質化」の方法― ・主催 情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会 ・日時 2010年12月11日(土),12日(日) ・会場 東京工業大学大岡山キャンパス(東京都目黒区) ・共催 文部科学省異分野融合による方法的革新を目指した人文・社会科学研 究推進事業『人文工学の方法による人文社会科学の実質化』(東京工業大学) ・後援(予定を含む):情報知識学会,アート・ドキュメンテーション学会, 記録管理学会,情報メディア学会,全国歴史資料保存利用機関連絡協議会, 電子情報通信学会,日本アーカイブズ学会,日本情報考古学会,日本図書館 情報学会など ・詳細 http://www.jinmoncom.jp/sympo2010/ ・趣旨 人文工学とは,人文科学が情報工学と出会い,融合することによって, 人文科学に新たな展開をもたらす方法論の一つです.人文科学はともすると 主観的解釈の自己言及的な無限ループに陥るとみなされることもあります. 私どもが今回掲げる人文工学は,それらに科学・工学的手法を応用すること によって,共有可能な解釈へと導くことに挑戦するものです.そのアプロー チは,多くの人々に人文科学を届けていく「実質化」への一つの方法を探る ことです. ************************************************* ◇◆関連行事のご案内◆◇ ************************************************* 【一般財団法人デジタル文化財創出機構発足記念シンポジウム 「進化するミュージアム 2010」】 ・開催期日 平成22年11月5日(金)13:00 〜 17:00(12時30分開場) ・開催場所 有楽町朝日ホール(東京・有楽町マリオン11F) ・主催 一般財団法人デジタル文化財創出機構 朝日新聞社 ・当日は、入場無料・予約無しで600席のお席をご用意いたしておりますが 満席になり次第締め切りとさせていただきますので、ご容赦ください。 ・お問合わせ 一般財団法人デジタル文化財創出機構 http://www.digital-heritage.or.jp/symposium/ 先端的なデジタル技術を結集し、 文化財の保存と公開に向けた活動の実現に向け、 設立をした「一般財団法人デジタル文化財創出機構」の 発足記念シンポジウムを開催いたします。 講師は、以下の先生方です。 西洋美術館館長 青柳正規 東京大学大学院 池内克史 京都国立博物館 村上 隆 九州大学大学院 源田悦夫 興福寺国宝館長 金子啓明 東京大学大学院 吉見俊哉 是非、ご参加いただきますよう、お願い申し上げます。 ************************************************* ◇◆関連団体の行事のご案内◆◇ ************************************************* 【アート・ドキュメンテーション学会(JADS) 秋季研究発表会】 ◆アート・ドキュメンテーション学会(JADS) 秋季研究発表会 ◇開催日時:2010年11月14日(日) ◇開催会場:同志社大学 室町キャンパス 寒梅館 ◇参加費等:近日中にウェブサイトにてお知らせします. ※詳細は:http://www.jads.org/ 【情報科学技術協会(INFOSTA) INFOPRO2010】 ◆「第7回情報プロフェッショナルシンポジウム」(INFOPRO2010) 〜みらいCANから始まる人の輪,情報の力〜 ◇開催会期:2010年11月18日(木)午後〜19日(金) ◇開催会場:日本科学未来館 (東京都江東区青海2-3-6) ※参加費:(予稿集代)一般: 6,300円 学生:2,100円 ※詳細は: http://www.infosta.or.jp/symposium/infopro2010sankabosyu.html 【情報メディア学会(JSIMS) 研究会】 ◆第12回研究会開催のご案内(発表応募締切:10月11日) ◇開催日時:2010年(平成22年)11月27日(土)10:00〜16:30 ◇開催会場:東京大学本郷キャンパス工学部2号館新館9階 情報学環プレゼンテーションルーム ◇特別講演:仲田誠 氏(筑波大学大学院・教授) ※参加費:会員1,000円,非会員2,000円(資料代を含みます) ※発表申し込み 応募締切:2010年10月11日(月) ※詳細は:http://www.jsims.jp/ ************************************************* ◇◆編集後記◆◇ ************************************************* 昨今の緊縮財政と一八歳人口の減少で国公立や私立の研究 教育機関は厳しい運営環境にあることは改めて指摘する ことではないでしょう。そのような中での鈴木章、 根岸英一両氏のノーベル化学賞の受賞は高等研究教育機関を 照らす一筋の光になったことは改めて述べるまでもありま せん。しかし、受賞者の一人である根岸教授からは日本の 若い研究者が海外に出なくなっていることや、日本の大学 の閉鎖性などの日本の研究者や研究機関における問題点の指 摘もなされ、研究者ならびに研究機関が自ら考えるべき課題 も数多くあるように見受けられました。あまりにわかりやす く即効性の社会貢献を学術・研究分野で期待することは難し いものの、現在行っている研究が、20年、30年後の社会や 文化において、何らかの一助となるのか、狭い世界に閉じこ もっていないか、改めて見直してみるのもこの季節にはよい ことではないかと思いました。 ご意見・ご感想は jsik@nifty.com まで,気軽にお寄せください. メールマガジン10月号担当 研谷紀夫(東京大学)