#title(メールマガジン 51 号) *メールマガジン 51 号 [#w3a847a4] #pre{{ ☆★☆ 情 報 知 識 学 会 メール マ ガ ジ ン ☆★☆ 2011.11.25. ☆★ No.51. 情報知識学会 メールマガジン 読者の皆様! メールマガジン11月号をお届け致します。 ============================================================ 11 月号 C O N T E N T S (目次) ============================================================ ◇◆情報知識学会選挙管理委員会からのお知らせ 推薦締切11月30日◆◇ ◇◆常務理事会の開催報告◆◇ ◇◆理事会の開催報告(理事就任)◆◇ ◇◆第16回情報知識学フォーラム(10月29日)の開催報告◆◇ 「電子書籍フォーマットをとりまく新しい潮流」 ◇◆第3回卓話会(シニア情報知識学研究部会)(11月9日)の開催報告◆◇ ◇◆部会の活動から◆◇ 【情報知識学会関西部会からのお知らせ】 第1回「知識・芸術・文化情報学研究会」発表募集締切12月20日 ◇◆後援行事のご案内◆◇ 【デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割――デジタル・ ヒューマニティーズを手がかりとして――】 【ディジタルキュレーションシンポジウム― 時を越え、違いを越えて、 知をつなぐ ―】 ============================================================ ┌──────────────────────────────── ◇◆ 情報知識学会役員選挙 選挙管理委員会からのお知らせ◆◇ └──────────────────────────────── 【平成24-25年度 情報知識学会役員選挙について】(推薦締切11月30日) 平成24-25年度役員候補者の推薦期限は11月30日です。推薦を検討しておられ る会員は、至急、推薦書を学会事務局までお送りください。詳細は以下のどち らかを参照ください。 ・情報知識学会誌20巻4号の「役員候補者の推薦について(公告)」 ・学会公式サイト(http://www.jsik.jp/?H24-25-yakuinkohosuisen) 〜選挙管理委員会委員長 神立孝一 ☆★……………………………………………………………………………☆★ ┌──────────────────────────────── ◇◆常務理事会の開催報告◆◇ └──────────────────────────────── 情報知識学会 平成23年度 第2回常務理事会議事録 日時:2011年10月29日(土)19:00〜19:35 会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 生協第一食堂 出席:根岸、石塚、長塚、江草、小川、国沢、田良島、原田、細野。 列席:村井フォーラム実行委員長、阪口・白鳥実行委員、田窪理事、 大槻選管委員。 議事: 1)第16回情報知識学フォーラム 根岸会長より同日開催し終了した情報知識学フォーラムの実行委員に対し、 労いの言葉があった。 2)平成24-25年度役員選挙 神立選挙管理委員長代理として、大槻選管委員より準備状況および今後の日 程が報告された。 推薦締切:11月末、投票締切:2月7日、開票2月10日。 推薦募集公告は学会誌4号に掲載済。選挙公示文書は1月15日発送予定。 3)平成24年度年次大会 大会実行委員長に松村敦氏(筑波大)、副委員長に大槻明氏(お茶大)を決 定した。今後、実行委員会構成等、松村委員長に一任。 4)学会誌編集委員長の交代 国沢隆氏(東京理科大)から芦野俊宏氏(東洋大)ヘの交代を承認。なお、 芦野氏には会長推薦として、早急にメールによる持ち回り形式理事会にて了承 を得て、理事に就任して頂く。 5)学会誌論文のJ-STAGE登載作業について 国沢編集委員長より、表記登載実務担当者の交代が必要との発議あり、芦野 新委員長に検討頂く。なお、江草常務理事よりアルバイターの手配には協力で きるとの発言あり。 ☆★……………………………………………………………………………☆★ ┌──────────────────────────────── ◇◆理事会の開催報告(理事就任)◆◇ └──────────────────────────────── 10月29日開催の常務理事会における審議(上記)を経て、慣例に則して、定 款第24条2項により、来年度年次大会実行委員長と次期学会誌編集委員長とな られた下記の両氏を理事に任命致するべく、11月5日に電子メールによる持ち 回り形式理事会にて承認を求めたところ、11月8日までに過半数の承認との返 信があったので、同日付にて理事に就任願うこととした。なお理事としての任 期は現理事に同じく今年度末(実務的には来年度総会における改選交代まで)。 松村敦氏(2012年次大会実行委員長、 筑波大学大学院図書館情報メディア研究科助教) 芦野俊宏氏(学会誌編集委員長(交代後)、 東洋大学国際地域学部国際地域学科教授) ☆★……………………………………………………………………………☆★ ┌──────────────────────────────── ◇◆第16回情報知識学フォーラムの開催報告◆◇ └──────────────────────────────── ◆次のとおり開催され、お蔭様で盛会でした。 ◇テーマ: 電子書籍フォーマットをとりまく新しい潮流 ◇日 時: 2011年10月29日(土) 13:30-17:20 ◇場 所: 東京工業大学大岡山キャンパス西9号館2F コラボレーションルーム ◇主 催: 情報知識学会 ◇協 賛: 日本印刷学会,日本印刷技術協会,情報科学技術協会 ◆講 演: ・千葉弘幸(社団法人 日本印刷技術協会) 「電子出版の可能性と印刷会社の役割」 ・花田恵太郎 (シャープ株式会社) 「電子書籍フォーマットXMDFと作成環境」 ・林純一 (株式会社ボイジャー) 「電子出版には、WEBブラウザだけがあればいい」 ・岩本崇 (アドビシステムズ株式会社) 「いまAdobeが考える電子出版の制作フロー」 ◆総合討論: ・司会: 原田隆史 ・パネリスト: 千葉 弘幸、花田恵太郎、林純一、岩本崇 ◆参加者:41名:正会員25名、学生会員1名、非会員15名(内学生3名) ◆概 要: 日本を代表する電子書籍フォーマットの最前線で活躍されている方々にご講 演いただき、電子書籍の今後の展望と現在抱える問題点について、様々な角度 から切り込んだフォーラムとなりました。このようなビジネスの利害を超えて の議論は、情報知識学会ならではではないでしょうか。昨年度ほどではありま せんが、多くの方にご来場いただき盛会のうちに終了いたしました。 本フォーラムの成功は関係各位のご尽力の賜物です。 心から御礼申し上げます。 (フォーラム実行委員長 村井源) ☆★……………………………………………………………………………☆★ ┌──────────────────────────────── ◇◆ 第3回卓話会(シニア情報知識学研究部会)開催報告◆◇ └──────────────────────────────── ◆下記のように、シニア情報知識学研究部会第3回卓話会が開催されました。 ◇日時: 2011年11月9日17:30〜19:00 ◇場所: 学会事務局(凸版印刷株式会社) ◇出席者:根岸、石塚、長塚、松村、芦野、安平、南、桐山、細野 (順不同・敬称略) ◇講師: 仲本秀四郎氏 ◇演題: 日本原子力研究所における情報活動 原子力研究開発関係の情報の収集・組織化・提供に関するわが国における拠 点として機能してきた日本原子力研究所(現原子力研究開発機構)に長らく勤 務されておられた仲本秀四郎氏に、「日本原子力研究所における情報活動」の 演題で卓話をお願いした。 卓話の構成は、原研技術情報部の組織原理、INIS(International Nuclear Information System)プロジェクトの概要、INISの分散化原則、グローバリズ ム、国際規格への対応、ターミノロジーの認識論的限界と多岐にわたるもので あったが、INIS活動を中心とした国際的な活動の報告が中心であったといえよ う。 技術情報部の組織原理に関しては、当初の図書館に研究成果管理機能が付与 されて情報部に拡大し、次いで、事業所単位であった各図書室は本社に統合一 本化された。後に仲本氏は経営組織の情報機能を担当するよう要請されたが、 実現しなかった。これらの動きは、社会における情報機能の在り方を示唆する 典型的な経緯であった。またINISに関しては、国際協力を前提とするものであ るため、方針や戦略など国際化の視点からの意思決定には様々な困難があった ことが紹介された。 より具体的には、国際原子力機関(International Atomic Energy Agency: IAEA)の運営による特徴として次の二つが明らかにされた。まずINISデータベー スの構築にあたっては、加盟国間での協力・協調事業として始められたデータ の収集・蓄積作業が、電子化の進行など時代の変遷につれて様変わりしていっ た事情である。二番目は各国のネットワーク整備の状況やインターネット・サー ビスの支配力が、システムの運営思想に影響を及ぼしたことである。 上述を含めて仲本氏が幅広く取り組んでこられた活動の一端は、「事始めシ リーズ」第2報として学会誌に掲載される予定である。 (世話人代表 細野公男) ☆★……………………………………………………………………………☆★ ┌──────────────────────────────── ◆◇部会の活動から◆◇ └──────────────────────────────── 【情報知識学会関西部会からのお知らせ】 ◆情報知識学会関西部会は、アート・ドキュメンテーション学会関西地区部会と 協力して「知識・芸術・文化情報学研究会」を立ち上げ、来年1月に第1回研究会 を開催することになりました。関西部会の研究発表会的な位置づけのものですが、 全国の会員からの発表を歓迎いたします。発表申込締切が12月20日と日がせま りましたので再度、ご案内します。 ☆★……………………………………………………… ◆第1回「知識・芸術・文化情報学研究会」の開催について ◆募集要綱◆ ◇日 時: 2012年1月21日(土) 13:30〜17:30 ◇場 所: 立命館大学大阪キャンパス(大阪梅田駅前) 〒530-0018大阪市北区小松原町2-4 大阪富国生命ビル5階 http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_office_osaka_j.html ◇主 催: 知識・芸術・文化情報学研究会 ・共 催: 情報知識学会関西部会、アート・ドキュテーション学会関西地区 部会 ・協 力: 立命館大学グローバルCOE 「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ」拠点 ◇研究分野: 1.情報技術を使った芸術・文化分野やその他の分野の研究 2.芸術・文化やその他の分野に応用できる情報技術の研究 ◇研究発表の内容例: 1. 芸術分野やその他の分野の情報・知識の構造解析、モデル化、可視化、 知識発見 2. 芸術分野やその他の分野の情報・知識の表現、生産、組織化・DB構築、 検索提供 3. 電子出版、電子図書館、電子博物館・美術館 4. 芸術分野やその他の分野の用語、シソーラス 5. 芸術分野やその他の分野の情報・知識の流通と知的所有権 6. インターネット、セマンティクウエブ、Web x.0 など 7. その他、広く文化を対象とした情報・知識に関連する諸研究・開発 ◇応募方法: ・応募締切:12月20日までに、論題と研究要約(200字以内)を添えて、 kacimeeting@gmail.com に電子メールで申し込むこと。 ・発表資料:発表資料は発表者が必要部数準備する。 (必要部数は参加締め切り後、発表者に連絡します。) ・発表時間:20分〜30分(含質疑応答時間)の間で、発表者数により調整する。 (発表時間は発表募集締め切り後、発表申込者に連絡します。) ※参加費:500円 ※なお、研究発表会後に懇親会を予定しています。 ※問合せ先: 田窪直規(関西部会担当理事) takubo@msa.kindai.ac.jp ☆★……………………………………………………………………………☆★ ┌──────────────────────────────── ◆◇後援行事のご案内◆◇ └──────────────────────────────── 【デジタル化時代における知識基盤の構築と人文学の役割――デジタル・ヒュー マニティーズを手がかりとして――】 日時:11月29日(火) 13時〜 場所:東京大学本郷キャンパス 福武ホールB2F ラーニングシアター 主催:東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター /東京大学大学院情報学環メディア・コンテンツ総合研究機構 後援:一般財団法人人文情報学研究所・情報知識学会・アートドキュメンテー ション学会 プログラム 「シンポジウムの趣旨説明」13:00-13:10 下田正弘(東京大学大学院人文社会系研究科教授) ○講演1 13:10-13:50 「国会図書館のデジタル・アーカイブへの取り組みと人文学への期待(仮題)」 長尾真(国立国会図書館長) パネル「デジタル・アーカイブにおける人文学の現在・未来」14:00-15:30 司会:A. Charles Muller(東大文学部次世代人文学開発センター特任教授) パネル発表1「共有・再利用のための知のデジタル・アーカイブ」14:05-14:25 武田英明(国立情報学研究所教授) パネル発表2「日本の文化資源の海外発信における課題」14:25-14:45 江上敏哲(国際日本文化研究センター図書館) パネル発表3「隙間に注意:デジタル・ヒューマニティーズを機能させるには "Mind the Gap: making digital humanities work"」14:45-15:20 James Currall (グラスゴー大学ITサービス部門情報政策・サービス基準担当部 長兼文学部人文学高度技術情報研究所上級リサーチ・フェロー) Michael Moss (グラスゴー大学文学部人文学高度技術情報研究所研究教授) 質疑応答 10分 ○講演2: 「米国におけるデジタル・アーカイブへの取り組みと人文学(仮題)」15:40-16:30 John Unsworth(イリノイ大学図書館情報学研究科長) 質疑応答 10分 全体ディスカッション 16:50-17:40 コメンテーター:吉見俊也(東京大学情報学環教授) ☆★……………………………………………………… 【ディジタルキュレーションシンポジウム― 時を越え、違いを越えて、知 をつなぐ ―】 本シンポジウムでは、MLAのリーダーを中心に、情報の発信・出版から利用、 保存にいたるライフサイクルの各過程にかかわる有識者をお招きし、社会のネッ トワーク化、ディジタル化が進む中で、知の資源を収集蓄積し、途切れること なく保存継承してゆくことの重要性と様々な可能性について議論します。 ・時 期: 2011年12月9日(金) 10:00 - 17:30(予定) ・場 所: 印刷博物館 (東京都文京区水道1丁目3番3号 トッパン小石川ビル) ・定 員: 80名 ・参加費: 無料 ・主 催: 国立大学法人 筑波大学 ☆★……………………………………………………………………………☆★ ──────────────────────────────── ◇◆編集後記◆◇ 11月は紅葉の季節ですね。毎年、今年こそは紅葉狩りをやるぞと思うのです が、いつもきづいたら季節はずれになっています。今年もそうなりそうです。 ご意見、ご感想の宛先: jsik@nifty.com (メールマガジン 11月号 担当: 江草 由佳) ──────────────────────────────── ☆★……………………………………………………………………………☆★ }}