メールマガジン 131号

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◇◆☆ 情報知識学会 メールマガジン ☆◆◇  2018.12.26 ☆ No.131
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12月号 C O N T E N T S (目次)
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◇◆ 第23回情報知識学フォーラム(2018/12/8)報告 ◆◇
◇◆ 第8回「知識・芸術・文化情報学研究会」の開催 ◆◇
◇◆ 学会誌編集委員会からのお知らせ ◆◇
◇◆ 事務局からのお知らせ ◆◇
◇◆ 後援行事 ◆◇
・第24回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」
・デジタルアーカイブ学会 第3回研究大会
◇◆ 関連情報のお知らせ ◆◇
・国立情報学研究所 平成30年度市民講座「情報学最前線」第7回
・Japan Open Science Summit 2019 セッションアイデア募集

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◇◆第23回情報知識学フォーラム(2018/12/8)報告 ◇◆
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2018年12月8日、近畿大学東大阪キャンパスの21号館で、第23回情報知識学
フォーラムが開催された。このフォーラムは、情報知識学会の30周年を記念す
るフォーラムであり、テーマは「情報知識資源の構築、応用、ビジネス展開」
であった。これは、分類体系やシソーラスのような情報知識資源が盛んに開発
され、様々に応用され、これを利用したビジネスが活性化すれば、情報知識学
が繁栄するのではないかという問題意識に基づいている。

招待講演の前に、編集工学研究所の開発した分類(近大インデックス)を採用
しているビブリオシアターの見学会が行われた。これには23名が参加した。
フォーラムのはじめに実行委員長の田窪直規氏のあいさつがあり、その後に
テーマに沿って2件の招待講演が行われた。講師は編集工学研究所の安藤昭子
氏と、元言語工学研究所社長の国分芳宏氏であった。

安藤氏の講演は「情報知識資源としての近大インデックスの活用と展開」と
題して行われた。ビブリオシアター(2017年4月にオープン)の特徴は、編集
工学研究所所長・イシス編集学校校長である松岡正剛氏が企画・設計・監修し、
独自の知の系をもとに、マンガや新書も配した書架スペースにある。この空間
を司る知の体系が、松岡氏と編集工学研究所が近畿大学とともに構築した
「近大インデックス」と呼ばれる情報知識資源である。「近大インデックス」
は松岡氏の知の分類体系である「目次録」を活用して構築されたものである。
ビブリオシアターは文理が出会う「知の箱舟」をイメージした1階の「NOAH33」
(約3万冊)と、マンガを入口としたダイナミックな知の遊びを体現する2階の
「DONDEN」(約4万冊)という、二つのエリアで構成されている。この空間の
キーワードは「編集力」と「連創力」である。

国分氏は「シソーラスの構築、応用、ビジネス展開」について発表した。これ
までのシソーラスは情報検索のキーワードを選択するための支援ツールとして
開発されてきた。そのため、文書整理や統計処理などのために必要な構文解析
や用語の標準化など、自然言語処理に利用することが難しかった。国分氏が開
発したシソーラスは、自然言語処理を目的とした一般語を主とするシソーラス
である。このシソーラスでは、各用語の持つ関係語の数が膨大なため、観点
(ファセット)を導入して分類し、用語を探しやすくしている。このシソーラ
スの使用法と、シソーラスを用いたビジネス展開について発表された。

2名の招待講演の後、フロアを交えたディスカッションの時間があり、フロア
から質問が多数出され、25分のディスカッションの時間があっという間に過ぎ
去った。テーマに基づくセッションの後は、ポスター発表会がおこなわれ、5名
の発表者がそれぞれポスター概要を発表した後、約50分のポスターコアタイム
となった。フォーラムの参加者が多かったため(57名が参加)、ポスター発表
会場はいっぱいになった。情報交換会には21名が参加し、ちゃんこ鍋と奄美料
理という面白い取り合わせを楽しみ、情報交換に花を咲かせた。

                    第23回情報知識学フォーラム実行委員長 田窪直規
                       同実行委員 川原亜希世


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◇◆ 第8回「知識・芸術・文化情報学研究会」◇◆
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日時:2019年1月26日(土) 12:00受付開始
会場:立命館大学 大阪いばらきキャンパス(JR東海道線茨木駅前)
   〒567-8570 大阪府茨木市岩倉町2-150
   アクセス:http://www.ritsumei.ac.jp/accessmap/oic/
   ※前回までと会場が異なりますのでご注意ください。

主催:知識・芸術・文化情報学研究会
共催:情報知識学会関西部会、アート・ドキュメンテーション学会関西
       地区部会
協力:立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省共同利用・
       共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」
※詳細 http://www.jsik.jp/?kansai20190126


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◇◆ 学会誌編集委員会からのお知らせ ◆◇
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第28巻第4号、12月8日に近畿大学にて開催されました第23回情報知識学フォー
ラムの特集号は実行委員会の皆様のご尽力により無事お手元に届いたことかと
思いす。この後、第29巻第1号は2月中に論文誌として発行予定ですが、部会報
告等の原稿はまだ間に合います。ふるってのご投稿をお待ちします。巻号は前
後いたしますが、30周年記念号、第28巻第5号は3月中に発行の予定となってお
ります。

また、本誌・講演論文集はJ-Stageにてオンライン公開しておりますが、J-Stage
がProticoによるダークアーカイブサービスの提供を開始したことに伴い、本誌
もダークアーカイブに登録されました。J-Stageサイトが自然災害などによって
論文を提供できなくなった場合には復旧までダークアーカイブからアクセスする
ことができます。これにより掲載論文の長期保存と安定供給が保証されることと
なりました。

                                              編集委員長 芦野俊宏


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◇◆ 事務局からのお知らせ ◆◇
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◆個人会員の皆様:年会費納入のお願い

平成30年度の会費を未だお支払いいただいていない方,お忘れの方へ:

今年度の会費未納の方には、お支払いのお願いを郵送させていただきました。
お振込のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

お手元に届く会誌のラベルに年度毎に西暦下2桁,月(2桁),日(2桁)の6桁
の数字で印字されています。会費未納年度には〔未納〕と表示されております
ので,ご確認ください。
(但しお振り込みの後,事務局に通知が届き,宛名ラベルに印字,発送する
まで10日ほどかかりますので,ご了承ください。)

 ・郵便振替または銀行振込にてご送金ください。
 (郵便振替は事務局よりお送りしました赤色の払込取扱票をご使用になれば,
  送金手数料が,かかりません。)
 ・払込取扱票に記入してATMから送金いただければ,貯金窓口が閉まっている
  時間帯でも送金できるので便利です。
 ・振替口座番号は00150-8-706543,加入者名は情報知識学会です。
 ・ご所属の大学、研究機関などの研究費でお支払いただく場合は,学会
  からの請求書が必要になると思いますので,その旨,情報知識学会事務局
  にメール:宛先 office@jsik.jp などでご連絡ください。よろしくお願い
  いたします。

◆学会誌送付先,会員種別,メールアドレスの変更をお知らせください。
会員種別,学会誌送付先,メールアドレスが変わられた方で変更手続きが
お済でない方はご連絡ください。
年会費を納入していただいているのに学会誌やメールマガジンが届かない
では申し訳ありませんので,変更の情報を事務局:office@jsik.jpまで,
メールでお知らせください。新・旧の情報を並べてお書きいただけると
確認できるので助かります。

◆情報知識学会事務局
住所:〒164-0003 東京都中野区東中野4-27-37 (株)アドスリー内
メールアドレス:office@jsik.jp、 FAX:050-3730-8956


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◇◆ 後援行事 ◆◇
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◇◆第24回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」発表募集◆◇
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第24回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」を以下の要領で開催いたし
ます。本シンポジウムでは、人文科学や芸術とデータベースに関連する幅広い内
容の発表を募集しております。奮ってご応募ください。

【開催日】 2019年3月2日(土)
【会 場】静岡大学 浜松キャンパス 共通講義棟 共11教室
【主催】 第24回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」実行委員会
【共催】静岡大学情報学部、人文系データベース協議会
【後援】アート・ドキュメンテーション学会、観光情報学会、情報処理学会人文
    科学とコンピュータ研究会、情報知識学会、地理情報システム学会
 【開催趣旨】
公開シンポジウム「人文科学とデータベース」では、人文科学・芸術分野におけ
るデータベースに関連した研究を基礎から応用・事例まで幅広く扱ってきました。
近年の飛躍的な情報技術の発展と社会への浸透に伴って、情報に関わるアプローチ
が高度化・多様化している中で、人文系データベースは学術研究にとどまらず実
社会においても有用性が高まっています。そこで、今年も人文系のデータベース
研究を中心に、文系・理系を問わず多様な理論・方法・技術・実例、その基礎か
ら応用まで幅広く発表を募集し、産学官の研究者・技術者・実務家の皆様にとって
日頃の成果を発表・討論する学術的交流の場を提供します。
第24回公開シンポジウムは、18年ぶりに静岡大学情報学部での開催となります。
情報学部は文工融合の理念で設立された学部で、今回のシンポジウムを開催する
のに相応しい会場です。どなたでもお申し込みいただけますので、皆様の発表と
参加をお待ちしております。

詳細URL:http://www.jinbun-db.com/news/24th_cfp

【応募期限】
発表申込締切:2019年1月7日(月)
氏名・所属・論文タイトル・内容のあらまし(200字程度)・住所・E-mailアドレ
スを事務局まで E-mail(jinbun-db-info( at )sugilab.net)でお送り下さい。

 【事務局】
〒432-8011 静岡県浜松市中区城北3-5-1
静岡大学大学院総合科学技術研究科 杉山岳弘 研究室
E-mail: jinbun-db-info( at )sugilab.net


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◇◆デジタルアーカイブ学会 第3回研究大会 ◆◇
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・日時:2019年3月15日 (金)〜16日 (土)
・会場:京都大学吉田キャンパス総合研究8号館
    (〒606-8501 京都市左京区吉田本町)
・主催:デジタルアーカイブ学会
・開催趣旨:デジタルアーカイブ学会 (2017年5月1日設立) は21世紀日本のデジ
タル知識基盤構築のために、人材の育成、技術研究の促進、メタデータを含む標
準化、国・自治体・市民・企業の連携促進、公共的デジタルアーカイブや地域デジ
タルアーカイブの構築支援、デジタル知識基盤社会の法制度の検討などをおこ
なっています。関係者が経験と技術を交流・共有し、研究発表を行い、ネット
ワークを形成する場として、本学会の第3会研究大会を京都大学で開催致します。
・基調講演:平等院 神居文彰 住職(3月15日午後)

詳細URL: http://digitalarchivejapan.org/kenkyutaikai/3rd


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◇◆ 関連情報のお知らせ ◆◇
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◇◆国立情報学研究所(NII) 平成30年度 市民講座「情報学最前線」第7回◆◇
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◆テーマ:「テラヘルツ電磁波の新展開
      −遠赤外線はコーヒー豆を煎るだけではない−」
◆日時:2019年1月23日(水)18:30-19:45(開場 18:00)
◆講師:平川 一彦氏(東京大学生産技術研究所 教授)
       国立情報学研究所 量子情報国際研究センター
       新学術領域「ハイブリッド量子科学」研究メンバー
◆会場:学術総合センター2階(千代田区一ツ橋)
       〒101-8430 東京都千代田区一ツ橋2-1-2
◆対象:一般
◆参加費:無料
◆詳細・申込み:https://www.nii.ac.jp/event/shimin/#7th

◆概要:
石焼き芋を焼いたり、コーヒー豆を煎るのに用いられる遠赤外線は、それ以外
の用途では、極一部の研究者が特殊な実験に用いる程度の"手つかずの電波"と
考えられてきました。しかし、近年、遠赤外線は"テラヘルツ電磁波"と呼ばれ
るようになり、基礎研究のみならず、通信、バイオ、創薬、安全・安心分野な
ど、その応用の可能性が大きく広がりつつあります。
 本講演では、近年のテラヘルツ電磁波の応用展開を概観するとともに、なぜ
これまでテラヘルツ電磁波が取り残されてきたのか(技術的な困難さ)、また
その困難さがどのように克服されつつあるのかについて、最近の取り組みを中
心に俯瞰します。


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◇◆ Japan Open Science Summit 2019 セッションアイデア募集案内 ◇◆
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オープンサイエンスをテーマとした日本最大のカンファレンス「Japan
Open Science Summit 2019(JOSS2019)」を、学術総合センターにて2019年
5月27日・28日に開催します。第1回目となったJOSS2018は、様々な視点から
のセッションで構成され、2日間で合計871名の参加者が集い実施されました。
(https://joss.rcos.nii.ac.jp/2018/)

JOSS2019では、さらにアクティブな会を目指すために、新たな試みとして
セッションのアイデアを募集します。前回にはなかった切り口や発想で、
より有意義な情報交換の場を創ることができればと思います。皆さまからの
多彩なご意見を、お待ちしております。

☆JOSS2019セッションアイデア募集サイト☆
 http://joss.rcos.nii.ac.jp/


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編集後記

平成最後の年末を迎えることになった。AIやIT技術は著しい発展を遂げているが,
人間の心理をうまく捉え,理解することはまだまだ困難である。
大学入試が大きく変わろうとしているが,これまでの受験勉強を勝ち抜く勉強,
知識を増やす勉強にかわり,これからは自己肯定感を育て図太く生き抜く
レジリエンスを育む教育が求められるのだろう。
技術の進歩により,人間の心理も解明できる日が訪れるのだろうか。
来年もみなさまにとって素敵な一年となりますように。

               (メールマガジン 12月号担当:孫 媛)
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最終更新日: 2019-01-07 (月) 10:53:28

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