シニア情報知識学研究部会第1回卓話会報告

下記のように、シニア情報知識学研究部会第1回卓話会が開催された。

OCLC創設者、Frederick Kilgour先生と私(山本毅雄)

本学会監事の山本毅雄先生(図書館情報大学・国立情報学研究所名誉 教授)に、「OCLC創設者、Frederick Kilgour先生と私」の演題で卓話 をお願いした。

Frederick Kilgour先生は、世界的な規模での 目録情報のデータベースの作成と提供を行う書誌ユーティリティ (bibliographic utility) OCLCの創立者である。山本先生の卓話は、 Kilgour先生との国際会議での出会いとその後の交流に基づいて、彼の 仕事ぶりやひととなりを紹介するものであった。

目録情報にかぎらず、オンライン・データベースの規模が著しく拡大 されたのは実質的には1970年代といえる。それ以前にも磁気テープ形式 のデータベースは存在したが、コンピュータシステムの処理能力、記憶 容量が現在と比較して極端に劣っていたため、オンライン・データベー ス化には種々の困難がともなっていたためである。こうした時代にOCLC の発展の礎を築いた先駆者であるKilgour先生の活動や苦労についての エピソードは、大変興味深いものであった。さらにOCLCでの目録情報の データベース構築の実態との関連で、わが国大学界での全国的な目録情 報データベース構築の揺籃期におけるエピソードの紹介もなされた。

新しい活動やサービスを開始しそれを発展させていくためには、種々の 人たちの多大なエネルギーと努力が不可欠であるが、ひとたびその活動 が軌道に乗ると、こうした貢献が忘れ去られるきらいがある。しかし 我々は、過去があってこそ現代や未来があることを肝に銘じる必要が あろう。

なお、下記OCLCのページにKilgour先生の講演ビデオと経歴が収録され ているので、適宜参照されることをお勧めしたい。

(世話人代表 細野公男)

シニア情報知識学研究部会第1回卓話会のお知らせ

メールマガジン10月号でお知らせしましたように、シニア情報知識学研究部会(仮称) を設立するための起爆剤として、学会誌に「事始シリーズ」と銘打った欄を設けて温 故知新となるような随想を掲載することが予定されています。このたびこれに加えて さらに「卓話会」(仮称)を立ち上げることになりました。卓話会の趣旨は講師の方 に情報知識学と関わる様々な過去の活動や動きに関する昔話やエピソードを気楽に語っ ていただき、それを肴に自由奔放(?)に意見交換できる場を形成することにありま す。したがって「事始シリーズ」と関連しますが、それとは別にくつろいだ雰囲気で の会合となるようにと考えています。シニア情報学研究部会の主催行事ですが、「若 手」会員の積極的参加も大いに歓迎します。 第1回目の卓話会は本学会監事、山本毅雄先生(図書館情報大学・国立情報学研究所 名誉教授)に「OCLC創設者、Frederick Kilgour先生と私」の演題で卓話をお願いし ました。日時は12月13日17:30〜19:00で場所は学会事務局(凸版印刷株式会社)です。 事務局はスペースに余裕がありませんので、出席希望者は前もってメール、電話等で 事務局にご一報くだされば幸いです。なお、会場の建物内には自動販売機がありませ んので、飲み物は各自ご持参ください。

(シニア情報知識学研究部会準備会 細野公男)

最終更新日: 2011-07-12 (火) 14:18:55

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