シニア情報知識学研究部会第3回卓話会のお知らせ

下記の要領で卓話会を開催します。奮ってご参加ください。

日時

2011年11月9日(水)、17:30から18:30(適宜延長)

場所

情報知識学会事務局 (秋葉原) [アクセス]

講師

仲本秀四郎氏

日本原子力研究所(現在は原子力研究開発機構)の技術情報・動力試験炉・国際協力の各部門に勤務。情報学の研究開発にあたり、世界各国に知友を得て、国際交流に努めた。計量情報学を専門とする一方、情報データの標準化にも貢献。

講演論題

日本原子力研究所における情報活動

講演概略

日本原子力研究所(現原子力研究開発機構)はわが国における原子力事業関係の情報の収集・組織化・提供に関する拠点として機能してきた。その顕著な活動事例がINIS(International Nuclear Information System)データベースの構築・維持への協力などINISへの貢献であろう。今回は、こうしたことを踏まえて、当該研究所技術情報部の組織原理(input-output、Weinberg’s report、shopか経営スタッフか、capability とloyalty)、INIS国際原則の効力(収集で有効、利用で矛盾、network invasion、開発途上国援助、personnel qualification)、データメディアの拡張(メディア拡大への追随、IT技術との折り合い、データベース検索の核心、メタデータの階層性)などを中心とする。

参加申し込み

開催報告

下記のように、シニア情報知識学研究部会第3回卓話会が開催されました。

 原子力研究開発関係の情報の収集・組織化・提供に関するわが国における拠 点として機能してきた日本原子力研究所(現原子力研究開発機構)に長らく勤 務されておられた仲本秀四郎氏に、「日本原子力研究所における情報活動」の 演題で卓話をお願いした。  卓話の構成は、原研技術情報部の組織原理、INIS(International Nuclear Information System)プロジェクトの概要、INISの分散化原則、グローバリズ ム、国際規格への対応、ターミノロジーの認識論的限界と多岐にわたるもので あったが、INIS活動を中心とした国際的な活動の報告が中心であったといえよ う。  技術情報部の組織原理に関しては、当初の図書館に研究成果管理機能が付与 されて情報部に拡大し、次いで、事業所単位であった各図書室は本社に統合一 本化された。後に仲本氏は経営組織の情報機能を担当するよう要請されたが、 実現しなかった。これらの動きは、社会における情報機能の在り方を示唆する 典型的な経緯であった。またINISに関しては、国際協力を前提とするものであ るため、方針や戦略など国際化の視点からの意思決定には様々な困難があった ことが紹介された。  より具体的には、国際原子力機関(International Atomic Energy Agency: IAEA)の運営による特徴として次の二つが明らかにされた。まずINISデータベー スの構築にあたっては、加盟国間での協力・協調事業として始められたデータ の収集・蓄積作業が、電子化の進行など時代の変遷につれて様変わりしていっ た事情である。二番目は各国のネットワーク整備の状況やインターネット・サー ビスの支配力が、システムの運営思想に影響を及ぼしたことである。  上述を含めて仲本氏が幅広く取り組んでこられた活動の一端は、「事始めシ リーズ」第2報として学会誌に掲載される予定である。

(世話人代表 細野公男)

最終更新日: 2011-11-25 (金) 15:04:44

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