◆シニア情報知識学研究部会、2012度第1回卓話会(通算第4回)開催案内◆

 シニア部会の卓話会では、これまで情報知識学諸分野の先達各氏から「温故知新」に資する話をうかがってきた。本年度はさらに「高齢情報化社会」の動向をテーマに加え、高齢化が進行する中での高度情報化社会の今後のあり方について、各方面からの卓話をうかがい、多角的に検討することにした。

 その始めとして、小川恵司常務理事に講師をお願いして、下記により本年度第1回の卓話会を開催するので、老壮青各層の会員とも、ふるってご参加下さい。

 参加希望の会員は、8月10日までに根岸(negishi_at_nii.ac.jp)および学会事務局(jsik_at_nifty.com)宛、連絡下さるようお願いします。その際、暑気払いへの参加の有無も合わせて連絡下さい。

   (シニア部会代表世話人・松村多美子、世話人・根岸正光)

◆シニア情報知識学研究部会・本年度第1回卓話会報告◆

 本年度第1回シニア部会卓話会は、8月24日16時から小石川の凸版ビルにて、小川恵司常務理事(凸版印刷(株) 事業開発・研究本部 総合研究所副所長)に講師をお願いして、VR見学と高齢化社会における情報機器/サービスをテーマとして開催された。出席者8名。

 まずVRシアターで唐招提寺のVR作品を上映して頂き、現物の撮影、計測、CG化等、VR制作工程に関する質疑の後、会議室に場所を移して、小川講師から卓話を頂いた。

 凸版印刷では以前から重要な文化財のVR作品化を行っているが、これらは現物文化財の単なる写しに止まるものでなく、高精細かつ正確な色調を保持した画像により、新たな発見、研究に資する「デジタル文化財」であるとの位置付けで意欲的に取り組んでおり、その制作、公開事例等が紹介された。

 続いて、高齢化社会における情報機器/サービスに関して、携帯電話、電子書籍端末、ユニバーサル・デザイン等の現況について解説頂いた。今後における展開としては、高齢者が働ける環境、介護負担の軽減、高齢者の知の共有化などに向けた情報技術の開発が期待できるであろうとのことで、大学等の研究事例が紹介された。VRの発展として、あたかもその場にいるような臨場感や存在感を高めるテレイグジスタンス(Telexistence)の研究もあり、高齢者が自宅から社会参加するといった応用も期待できる。

 さて、こうした解説を伺ってみての筆者の感想であるが、研究費獲得戦術として、流行りのキーワードである「高齢化」を無理矢理はめ込んだような研究も多々ありそうな感じで、卓話終了後の懇親会では、これら種々の論点について大いに議論が盛り上がった次第である。

(シニア部会世話人:根岸正光)

最終更新日: 2012-10-09 (火) 18:45:45

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