学術論文だけではなく研究データも公開することで、科学の新しいスタイルを構築しようとするオープンサイエンスが注目を集めています。研究の加速化、効率化、透明性の向上などのメリットから、政府や文部科学省、学術会議でも、オープンサイエンス推進に向けての議論が進んでいます。特定の分野では、研究データの公開や共有も進んでいるようですが、これまで馴染みのなかった研究分野でも本当に、研究者にメリットを与え、研究者の行動として定着していくのでしょうか?
本フォーラムでは、オープンサイエンス推進にあたって克服すべき課題に焦点をあて、いくつかの分野の経験者から、研究データの公開を実践していく上での難しさや今後のアプローチについてご講演頂く予定です。研究者評価(研究IR)の観点から、オープンサイエンスを大学や研究機関としてどのように位置づける必要があるのか?、という疑問にも挑戦したいと考えております。
また、本フォーラムでは、招待講演だけではなくポスターセッションを設ける予定です。フォーラムテーマと関係のあるポスター発表を通して,関連領域に関する理解をより一層深めていただければと思います。 会員,非会員を問わず,多数の方のご参加をお待ちしております。
無料
第22回情報知識学フォーラム 実行委員会
実行委員会