第30回情報知識学フォーラム「文化と社会をとらえるデータサイエンスの最前線」 〜報告 †
第30回情報知識学フォーラム「文化と社会をとらえるデータサイエンスの最前線」を実施致しました。32名の方に参加頂き、盛況な会を催すことができました。本フォーラムの成功は参加された方々のご尽力の賜物です、心から御礼申し上げます。
フォーラムのプログラム詳細はこちら
- 日時:2026/1/31 (土) 13:00 〜17:10
- 会場:同志社大学 大阪サテライト・キャンパス(大阪市北区梅田1−12−17 JRE梅田スクエアビル17階)
- 主催:情報知識学会
- 共催:同志社大学 文化情報学部
- テーマ: 「文化と社会をとらえるデータサイエンスの最前線」
- 講演:3件
1.Christian Wittern(京都大学)「漢籍共同研究システム「漢學文典」(HXWD.org)と自動翻訳」
2.Sebastian Nehrdich(東北大学)「Dharmamitra: A data-driven platform for the research of Buddhist texts in multiple languages using advanced NLP methods」
3.足立潤治(同志社大学大学院)「化粧研究におけるデジタル・ヒューマニティーズ」
- 総合討論 司会コーディネーター: 河瀬彰宏(同志社大学)
- 参加者: 32名: 参加者32名(会員11名、非会員21名)
- 趣旨・概要:
データサイエンスは、テキスト・画像・音声・時空間情報といった多様なデータを横断的に結びつけ、文化と社会の「いま」を高解像度でとらえる新たな視点を切り拓いています。人文社会科学の理論と計算的方法論を結びつけることにより、地域文化の可視化、芸術表現の計量分析、メディアと消費行動の変容、文化資本と不平等など、従来の方法論では、見落とされがちだったパターンや因果の手がかりが見えてきました。生成AIを含む最新の機械学習、自然言語処理、地理情報解析は、文化資源の保存と継承や政策立案にも新たな選択肢をもたらしています。
• 本フォーラム「文化と社会をとらえるデータサイエンスの最前線」では、3名の実践者から最先端の研究についてご講演いただいた。総合討論では、方法論(再現可能性、妥当性)、基盤整備(RDM、FAIR、オープンサイエンス)、倫理(ガバナンス、バイアス、著作権)などに関して活発な意見交換が行われ、参加者全員で非常に有意義な時間を共有することができた。
• 後半の研究(ポスター)発表では、14名の発表者がそれぞれ90秒間のポスター概要発表を行った後、約50分間のポスターコアタイムに臨んだ。今回は若手からの発表が多く、会場は熱気にあふれ、非常に活発な議論が交わされた。終了時刻に続く情報交換会のために皆さんの会話をさえぎるのが心苦しいほどであった。
- 委員長:河瀬彰宏(同志社大学)
委員:Gaetan Rappo(同志社大学)、林正治(国立情報学研究所)、高田良宏(金沢大学)