本会は先年来、安全・危機管理部会(SCRM: safety control & risk management)、電子管理システム部会(EMS: electronic management system)を設けて、社会の認識を促す努力を続け、国際集会を二度、研修フォーラムを1回催し、その内容を会誌特別号によって発表してきた。(SCRM特別号、vol.4,1994, vol.5 1995)、SCRM特別号 vol.6, 1995)。 しかしながら、危機管理に関わる事態は予想を越える速度と緊急性をもって展開し、かつ、電子管理が相関して進行して認識されるにいたった。この事態にたいしては我々は、産学の協力を為し得る場としての学会の存在意識をあらためて思い、SCRMとEMSを合体させて対応することが緊急の社会の要請であると考え、両者を包含して「情報応用」のなによってさらなる活動をすすめたいと考えるにいたった。 そして具体的な活動計画をたて、それを分担して推進するため、下記の推進委員会を設け、7月8日、第一回の会合を持ち、企画運を作成した。よって、ここに、その内容を全会員諸賢に報告し、ご意見、助言をいただきたいと思う。
委員: 岩淵幸雄(学会理事)、鹿島実(ミノルリサーチ所長)、田辺文也(日本原子力研究所: 安全工学部室長)、平田周(IT研究所所長)、森秀夫(三菱電機社友)、山崎弘郎(学会評議員、横河総研会長)、会長、副会長
3つのレベルで深いの抱負理念の実現をはかる。