明確に規定された「概念」からスタートする従来のターミノロジーに対してSocioterminologieの手法が注目されている。ある「ことば」の受け入れられかたを調査して用語管理に活かそうという方法である。家電製品のマニュアルなどでは、難しい説明なしに、直感的に受け入れられる「ことば」で機能などをあらわす必要がある。「ネーミングの妙」と「専門用語」、二つの世界の接点を考える。(山本昭)