本年度の年次大会は5月20日(土)と21日(日)の2日間に渡り、石川県立図書館にて、研究発表会、企画シンポジウム、総会、賛助会員によるポスター発表等が対面形式で開催されました。
研究発表は、一般セッション・学生セッション合せて21件でした。例年同様に多様な分野からの報告がありました。そして、54名(会員39名、非会員15名)の参加者が会場にお越しいただき、非常に活発な議論が行 われました。
大会1日目は、研究発表に加え、総会、および、企画シンポジウムが行われました。 企画シンポジウム「未来にむけた地域図書館の新たな役割と展望〜多様な担い手たちによる地域歴史文化継承を目指して〜」(一般市民にも開放、Zoomでも配信)は、石川県立図書館の田村館長の基調講演と4件の事例報告があり、地域歴史文化継承における図書館の役割やこれからの展望について熱い議論が交わされました。また、夜には懇親会も行われ会員間の交流を深めました。
大会2日目は、研究発表と賛助会員によるポスター発表、論文賞授賞式・記念講演、および、永年会員表彰が行われました。 年次大会初の企画である賛助会員によるポスター発表は2件ありました。第20回論文賞(2023)は、叢艶さん、高久雅生さんの「漠詩の構造化に関する研究−唐詩作品を中心に」が受賞し、授賞式および叢艶さんによる記念講演が行われました。その後、永年会員表彰式が行われました。また、学生奨励賞は、学生奨励賞審査委員会にて審査を行った結果、谷村皓奎さん(東京工科大学)の「アニメーションキャラクターのポジティブ・ネガティブ性格語の統計分析」が選出されました。
4年振りの対面開催、そして、初の日本海側開催ということで、研究発表申込件数、参加人数を心配しておりましたが、予想を上回る申し込みがあり、大会当日も多数の参加があり、活発な議論とともに良い交流の機会となったかと存じます。 開催にあたっては、原田会長をはじめ学会役員の先生方、実行委員ならび、学生奨励賞選考委員の皆様、学会事務局および編集委員会事務局、そしてご参加・ご発表および座長の皆様方から、多大なご協力をいただきました。誠にありがとうございました。
ぜひ来年度もご発表、ご参加くださいますよう、どうぞよろしお願い申し上げます。
○情報知識学会年次大会 http://www.jsik.jp/?kenkyu
第31回年次大会実行委員長 高田 良宏(金沢大学)