卓話会を開催するなどの活動を行っています。
社会の高齢化が進むとともにいわゆるシニアと呼ばれる人々の積極的な 活動が注目されています。一方このような活動と急速な時代の変化との 間には軋轢が生じていることもあります。その理由の一つとして過去に 蓄積された貴重な知恵・経験・考え方が現在の生活の中で十分生かされ ていないこと、シニア世代が時代の流れに戸惑っていることなどがあげ られます。こうした状況に鑑みて、「シニアを対象として情報知識学の 応用を考える」および「シニアの観点・立場から情報知識学そのものを 考える」ことは、大変意義のあることと言えます。
活動方針として、長老の方々を含む多くの会員諸氏から情報知識学と関 わるさまざまな過去の活動や動きに関して昔話やエピソードを収集し、 なんらかの形でそれを発表・保存することがあげられます。これまで日 の目を見ることのなかった過去の知見や叡智あるいは遭遇した各種の 問題・危機についての知識・情報を共有することは、情報知識学の健全 な発展に不可欠であると考えられるからです。 また、高度情報化社会といわれて久しいものがあるが、同時に高齢化も 急速に進展しており、今や「高齢情報化社会」ともいうべきものが現出 しつつあることに鑑み、これも本研究部会の検討テーマとします。
会員の種別を問わない
長塚副会長(代表世話人)、松村シニア会員、山本元監事、細野前監事、根岸監事、三輪シニア会員
シニア情報知識学研究部会は、情報知識学と関わる様々な過去の活動や動きに関する昔話やエピソード、あるいは同時進行中である高齢化と情報化に関わる問題を気楽に語り、それに基づいて意見交換できる場となる卓話会を開催しています。
卓話会の趣旨は、情報知識学と関わる様々なテーマについて、各方面の先駆者諸氏に講師をお願いして、往時の状況やその後の展開について、エピソードを交えて気楽に語っていただき、それを肴に自由奔放(?)に意見交換できる場を形成することにあります。したがって「事始シリーズ」と関連しますが、それとは別にくつろいだ雰囲気での会合となるようにと考えています。また「高齢情報化社会」の諸課題も検討テーマとして、最新の動向に通じた講師を招いて討議してゆきたいと思います。シニア情報学研究部会の主催行事ですが、「若手」会員の積極的参加を大いに歓迎します。